170話 ページ24
「茨…」
「殿下、自分だっていやですよ。行かせたくないです、けど…Aがまた闇に閉じこもってあのいつもの姿を見れないのがもっと嫌なんです…せめてでもあのAを自分はずっと見ていたいんです。あの姿が見れるのはあそこだけですので…勝手なことして申し訳ございません」
茨は日和がAにはもう無理してほしくないという気持ちが分かっていながらも、Aの笑顔、強さが好きな茨はもうそれを消したくないため、Aを自由にした
「まったくだね。勝手に決めないでほしいよ…けど、Aちゃんの姿、あの楽しそうな姿は僕も見てたいからね、今回だけは何も言わないよ。茨、また僕たちにはやることがあるしね」
「はい………Trickstarとの対決を崩した挙句、Aをあんな目に合わせたんです。ただじゃ済ませません。たとえ…副社長でも母親だろうと関係ありません」
茨はそう言って、タブレットを開きながら楽屋へすたすたと歩いて行った。いつもの茨だがアイドルとしての顔が少し見れたため日和は少し面白そうと思いながらついて行き、その後にジュンも凪砂も追いかけていった。
〜Trickstarの楽屋〜
『スバル！！みんな！』
「A！…って！？なんで包帯頭につけてんだ！？怪我したのか、え！？」
真緒はいち早くAに気づいたものの、制服着たまま頭に包帯がまかれており頬にも傷跡があるため何が起こっているのかまったく分かっていた
『色々あった…それよりスバルは』
「A…怪我大丈夫？」
普段明るいスバルが空気な抜けたように、辛い顔でAの怪我を心配していた。Aも普段のスバルじゃないことは分かり悔しそうにスバルを見ていた
Aはどうしていたかの状況を北斗から聞いていた。あの情報はもちろん嘘、スバルの父親は殺人なんか犯しておらず、不慮の事故だったのことだが父親のしてもいないはずの悪行が何故か警察に伝わり、刑務所でなくなった。
『スバル…あの回線ジャック私のせいでもあるから…ごめん』
「何言ってんだよ！んでAが悪いみたいになってんだ？」
Aは自分が怪我した理由を全員に説明していた。音響管理はAがメインのため管理者がおらず簡単にジャックされたしまったとAは口にした
「そ、そんなの！何も悪くないよ！悪いのはその作戦をした人たちだよ、むしろ被害者だよAちゃんも！」
全員がAは悪くない、気にするなと何度も何度もスバルと同じように声をかけていた
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reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます！ぐだぐだてすが！頑張らせて頂きます！ (2021年8月16日 17時) (
レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お？主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた？茨頑張れ！あと一押しだ！……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reichan | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2021年3月20日 16時
