167話 ページ21
小さな部屋にて
Aは自分がここいるのはコズプロによって賄賂を贈られた英智の護衛と、行方不明の生徒が裏切り者だったと改めて知り、縛り付けられた状態で目が覚めた。だがAの力を知らない2人は縛り付けた縄の力は弱かったのかすぐにほどけていた。
『ほどけても鍵は開いてない…携帯は仕事用、プライベートは壊された…。残ってるのは隠していた…この予備の携帯…連絡先があるのはTrickstarのみんなと…どうしよ』
予備の携帯の連絡先は本当に最近変えたため連絡先はいつもの5人と…何故か茨の連絡先しか入っていた
『なんであいつの入れてんだ…みんなはダメ。茨はコズプロ…けど頼れるの…か…いや、ダメ！みんなを助けにいくならもうイチかバチかやるっきゃない！』
そうして、Aは七種茨と書かれた電話番号のボタンを押して電話を掛けた。Aもダメだと思いながら手を震えさせながら電話を握っていた
「A？今仕事中なんですが…なんかあったんですか？」
『ちょっと…今あんたどこ』
「いや…あの、あなたもうすぐ本戦近いんですから…」
『コズプロの近くってさ機材が溜まった倉庫ある？』
「ま、まってください。話が読めないのですが…」
Aは茨に助けを求めたいが敵環境にいるかもしれないので上手く言えずにもごもごしてしまっていた。
「…ちょっとまってください」
『え…ま…。きれた…ですよねぇ』
茨は少し用事が出来たように急いで電話を切った。やはり敵に情報は教えることができないためだろうと思い、Aは1人で壁に寄りかかって頭を抱えていた。だがもう一度茨から電話が来ていた
「何があったか説明してください」
『え？なんで茨電話にでて…』
「周りの野郎どもが慌てていたのでね…あと電話の声が少し震えていたので予感がしたんですよ。ここにいるのは殿下と閣下とジュンだけです…何があったんですか」
電話から聞こえる茨の声はいつものうざったい言葉ではなく心強い声に聞こえて、少しAは泣きそうになっていた。Aは静かな声で今の現状を説明していた、電話からは凪砂とジュンの慌てた声そして、小さな声であったものの声は明らかに怒っている日和の声が聞こえた
茨は自分のふがいなさを感じたのか静かにスマホを握りしめていたとジュンの声で分かった。
「周りに何が見えるか確認したいです」
そう言って、Aは4人に自分の場所を伝えて茨が心当たりがある場所に案内し急いで向かっていった
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reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます！ぐだぐだてすが！頑張らせて頂きます！ (2021年8月16日 17時) (
レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お？主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた？茨頑張れ！あと一押しだ！……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reichan | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2021年3月20日 16時
