ここにいる【銀魂】第11章

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side銀時








「何考えてんだあのクソアマ…‼」



「ぎゃーぎゃーうるせぇな、発○期か阿保」



「人の人気台詞とらないでくれますぅ⁉つかお前がンな前広げてっから変なオッサン共に狙われてんだろーが‼」



「自分に魅力がねぇからって逆ギレすんじゃねェ」



「いつ誰が魅力ないって言ったァ‼俺だってあるわ！ありありだわ‼」








対抗してバッと前を全開にすると更に集まって来た鼻息の荒いオッサン達。


マジでやべーぞ…！


揺れるコレ邪魔だし、体力もキツい。




今はただぱっつぁんが早いとこあのクソアマ止めてきてくれンのを逃げ回って待つしかねぇとは…








あちこち路地を抜けながらなんとか撒いた集団。



高杉の野郎も実際はキツいのか、お互い肩で息をしていると近付いてくる地鳴りのような足音の大群。



もうバレたのか…？と息を潜めると、ビュンッとその隣を通り過ぎた豚。







「うぉぉぉぉおお!!?こっち来んじゃねぇえぇぇ!!!」



「まぁてぇぇ豚ァァアァアア!!!」



「豚じゃねぇっつってんだろ‼しょっ引くぞコラァ!!!」



「やってみろ豚ァァアァアア!!!!」



「豚じゃねぇぇぇええぇぇ!!!!」



「「………」」









またの名をX子。



網持った大軍に追いかけられてる。



意外と早いのなその姿でも。





とにかく俺達の追手じゃなくてほっとしていると、じゃり、と響いた砂の音。




咄嗟に木刀に手を掛け振り向いた先に居たのは___









「見つけたよ、銀子さん」



「…お前の客だ」ﾎﾟﾝ



「いやポン、じゃねぇぇえ!!!差し出すなクソ杉ィィイイ!!!!」







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