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18話 ページ18

案内された先で漫遊寺のサッカー部と向き合う形で円堂たちが正座でエイリア学園からの襲撃予告について話していた。

「なるほどお話はよく分かりました」

「それじゃあ俺たちと一緒に戦ってくれるんだな!」

「いいえ」

 予想していなかった答えが返ってきたことに全員が─鬼道ですら─驚きを隠すことができなかった。蒼龍は僅かに眉をひそめた。静かな落ち着き払った声で影田が続けた

「私たちは戦うつもりはありません」

「戦うつもりがない?」

 困惑した表情で風丸が聞き返した。

「はい、私たちがサッカーをしているのはあくまで心と体を鍛えるため。争うためではないので。彼らには戦う意志がないことを話してお引き取りいただきます」

「お引き取り?」

「おい!お前ら話聞いてたのかよ!」

 染岡は思わず立ち上がり驚きに満ちた表情で自分を見る視線を気にせず─気づいていないだけかもしれないが─声を荒げた。

「そんな話が通じる相手じゃねえって言ってるんだろ!」

 自分たちの学校が壊され、仲間が大怪我をするのを目の前で見て、経験し、なおかつ仲間思いな染岡だからこそこのようなことが言えたのだ。もう犠牲は出したくないのだ。

「それは貴方の心に邪念があるからです」

 きっぱりと言いきった影田に「じゃ、邪念?」と染岡は面食らった。彼からしてみれば漫遊寺中こそ話が通じる相手ではない。

「心を無にして語りかければ伝わらぬことはありません」

 言うべきことはもうなにもないと言わんばかりにスッと立ちあがり左の手の平に右手の拳を合わせた合掌をして「では、修行の時間ですので」と呼び止めようとした円堂の方も見ず道場から出ていこうとした。

『染岡の言う通りだ』
 今まで物音一つたてず話を聞いていた蒼龍が口を開いた。

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作者名:南極 | 作成日時:2019年11月29日 20時

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