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12話 ページ12

途中にある道の駅でキャラバンは停止し一旦休憩することになった。各々トイレに行ったり売店でジュースやお菓子を買いに行ったり家族に連絡したりしている。

 蒼龍は売店の入口近くにある自販機でジュースを物色していた。オレンジジュースがあればいいなとポケットに手を突っ込んでオレンジジュースを探しているとウィーンと自動ドアが開く音の後に「あっ蒼龍くん」と声をかけられた。

『ん?おぉ吹雪か』

 そこにいたのは吹雪でタレ目の少し眠そうな顔で蒼龍に近づいてきた。

「何買うの?」

『んー、オレンジジュース』

「へ〜好きなの?」

『うん。あ、あった』

 お金をいれ値段の下にあるボタンを押すとガコンと音をたててオレンジジュースが出てくる。ピピピピと音をたてて7が並んでいく。どうやら当たりつきの自販機だったらしい。

『当たるかな』

「当たるといいね」

『ね』

 ピッと音とたてて最後の数字が並ぶ。全て7。どうやら当たりだ。

「『当たった!』」

 吹雪と同時に叫び顔を見合わせる。『当たったの見たの初めてだ!』「僕も初めてみたよ!」と二人で興奮していると

『吹雪、この中で飲みたいのある?』

「え?…えーとじゃあこれ?」

 吹雪が指差したのは蒼龍と同じオレンジジュース。『分かった』とにこりと笑ってピッとオレンジジュースのボタンを押した。それを拾い上げると『はい』と吹雪に差し出した。

「えっいいの?」

『うん。当たったから』

 ニコニコと笑いながら差し出されたオレンジジュースを見て吹雪は戸惑ったが「ありがとう」と言って受けとった。蒼龍は『うん』と満足そうに頷くとカシュッとプルタブを開けその場でコクコクと飲み始めた。

「蒼龍くんは…」
『ん?』
「蒼龍くんは風みたいだね」
『風?』
「うん。僕の前を走っていったときにね風だなって思ったんだ。なんでかよく分からないけど」
『…』
「ごめんね急に。変なこと言って」
『アハハッ!いいよいいよ、うん、風かぁ。初めて言われたよ』
「そっか」

 蒼龍にならい吹雪もオレンジジュースを飲んだ。その横でオレンジジュースを飲んでいた蒼龍はなにか思い出したような顔をすると『吹雪』と呼んだ。
「なぁに?」
『質問なんだが、なんで“くん”づけなんだ?』
「………あっ」
 どうやら無意識だったようだ。吹雪は女子には“さん”をつけて呼んでいるがさっきから蒼龍には“くん”をつけている。そのことを大して気にしてはいないが一応聞いておこうと思った。

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作者名:南極 | 作成日時:2019年11月29日 20時

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