【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

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『玄弥行っちゃったね』


「ああ…」


『実弥は任務ないの？』


「そろそろだなァ」


『そっか』


「Aはねェのか」


『うん、実弥のとこに泊まれるから昨日一昨日で任務終わらせておいたんだ
少しでも一緒に居たかったから』


「秒で終わらせてくるから待ってろォ」


そう言ってすぐに出ていってしまった不死川


『行くの早いな…おまじないやれなかった…』


少し落ち込むAだったがすぐに立ち上がり隠を呼ぶ


「どうしましたか？神柱様！」


『救急箱蝶屋敷から持ってきてくれる？』


「怪我されてるんですか！？
それなら蝶屋敷へ…」


『早く持ってきて
あと誰が使うか言わないでね？』


「は、はい！！」
(こええぇ)




「持ってきました！」


『遅かったね…嘘だよ、ありがとう
もう自分の仕事に戻っていいよ』
(しのぶちゃんに捕まってんだろうな…)


「すみません！失礼します！」


隠から救急箱を受け取ると自身の服をめくり始めた


(結構深くいっちゃったか…〕


「ﾊｱﾊｱ待たせた…な、ァ…」


『あー…おかえり』


「おかえりじゃねェ！！どうして任務帰りでもねェAが怪我してんだァ！」


『ちょっと失敗しちゃった』


「もしかしてさっき玄弥を刺した時…」


(やっぱバレちゃうか)
『うん、深くやりすぎちゃったみたい』


「早く蝶屋敷行くぞォ」


『いいよ、こんなの大した事ないk


「あ"ぁ？」


『…行く』



蝶屋敷


「どうしたんですか！この怪我は」


「俺のせ


『なんでもないよ』


「おい！」


『…』


「ﾊｧ何があったかは聞きませんがもっとご自分を大切にしてあげて下さい
今日1日は一応蝶屋敷に泊まって下さいね」


『えー』


「なにか？」


『わかったよ。ありがとう、しのぶちゃん』


ギュ


「調子にならないでくださいね？」


そう言って戻った胡蝶の顔が微かに赤くなっていたのを不死川は見逃さなかった


(胡蝶もAの事…)


『ごめんね、折角の泊まりだったのに』


「謝るな馬鹿野郎ォ
…俺のせいですまねェ」


『何が？
あ、怪我の事玄弥には言わないでほしい、責任感じちゃうと思うから』


「ああ」


ギュ


『そんな顔しないで』


「でも俺のせいで…」


『しつこい男には…


チクッ


「！？」


『これで実弥にも傷付いたからお互い様だね』


「なっ…バっ…」


『ご馳走様でした』


そう言うと満足そうにAは眠ってしまった




(こんな傷大歓迎だボケがァ///)

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