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『実弥きたよー』


「よォ遅かったじゃね…ェ…
なんでテメェがここにいるんだァ」


「兄ちゃ


「俺に弟なんざいねェ」


『まあまあ俺が無理に連れてきたんだしそんな怒らないでよ』


「チッなんでこんな奴連れてきやがった」


『仲悪いって聞いてたから本当かと確かめたくて
でもその様子だと本当みたいだね』


「当たり前だろうがァ
だから早く俺の前から消えてくんねェか?」


「っ…」





『ならすぐ俺が消してあげるね』


「は?」


ザシュ


ドサ


「おい…お前玄弥に何をしたんだよ…」


玄弥の顔を見るなり顔を背に向けていた不死川だったが嫌な音がし、振り返ると血の池を作りながら倒れている玄弥の姿と刀を出したまま立っているAの後ろ姿があった


「おい…玄弥…?おい!しっかりしろ!」


すぐさま駆け寄り揺さぶるが反応はない


『?どうしたの実弥、嫌いだったんでしょ?
俺大切な人の意見は尊重したいし』


「だからって…」


『それに目潰ししたんだってね?
避けられたみたいだけど実弥がそこまでするって事は殺したって構わないぐらい嫌いだったんだよね?』


「違う…俺は…」


『これでよかったじゃん、嫌な弟から解放されて
迷惑だったんでしょ?』


「テメエェ!!」


襲い掛かる不死川
だが怒りで動きに隙が出来ているため
簡単に避けていくA


『何を怒ってるの?』


「俺は!コイツにこんないつ死ぬかも分からないとこにいて欲しくなかった!
だから辞めて欲しかった!鬼に殺される前に何処かの平和なとこで爺になるまで生きてて欲しかった…
なのに!テメェは!!」


『だからって不器用すぎる優しさの言葉は誤解され傷つける言葉にもなるんだよ?
…ねぇ玄弥?』


「兄ちゃん…」


「は?お前…傷……は?」


さっきまで倒れていた玄弥は血塗れの姿ではあるが不死川の後ろに立っていた


「兄ちゃん…」


「玄弥が…生きてる…?」


「生きてるよ」


「よかった…」


「騙してごめん…あのささっきの本当…?
今まで俺の事守ろうとして…」


「…ああそうだ、なのにテメェは人の気もしれねェで…」


「兄ちゃん…ごめん、俺…ずっと誤解してた…」


「謝るなら今からでもここ辞めろォ」


「それは無理」


「んだとォ」


お互いの存在を確かめるかのように抱きしめ合う2人


(よかったね)


と安堵しながらAは血の掃除を1人でしていました←←

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もこ(プロフ) - コメント失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!鬼滅の刃のキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (6月23日 18時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
genkiippai0708n(プロフ) - 神の呼吸の拾の型を作ってみた 拾の型召喚されし神々の鉄槌【効果】半径5メートルにいる鬼の頸を斬る (2020年7月5日 15時) (レス) id: 6f9d963a04 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星 - おもしろーいなァァァァ!!! (2020年4月5日 20時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑炭酸(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくです! (2020年2月2日 22時) (レス) id: 72cb3f7599 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!更新頑張ってください!! (2020年2月2日 0時) (レス) id: 9cff279d18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炭酸 | 作成日時:2019年12月21日 21時

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