若頭に溺愛されています【るぅと】

ー54ー ページ8

Aの母親side

私と彼の間には二人の子供がいた

目がくりくりで可愛い長女

ぶっきらぼうな目だけど、口元がふんわりして可愛い長男

私と彼は、二人ともを愛していた

とても可愛いがった

愛情を沢山注いであげて、二人は綺麗に美しく育った

私は、彼と二人の子供、全員愛した

だけど、彼は私以外の女性を愛した

だから、子供二人を彼から離した

悪影響を及ぼさないようにね

そして日が立ち、私は新しい愛を求めた

その時に出会ったのが、ここのオーナーだった

私はその人と再婚し、二人に紹介する予定だった

だけど、彼はいわゆる家庭内暴力をしてくる人だった

この人と二人が家族になると、二人が何されるか分からない

そう感じた私は、


二人を置いて逃げた


今でも、暴力は絶えなかった

調理用の包丁で、何度切り傷をつけられた事か

違法をおかしすぎている店の店長をやらされて、責任を押し付けられた

もう私の体はボロボロだった

だからもう死 のうと思った

だけど、一目だけでも娘に会いたかった

でも、電話に出た娘は私を警戒していた

嗚呼、私が二人を捨てた事になってるんだ

そう気づいた

それでも私は娘に会いたかった

だから、わざとキツイ言い方して店に来てもらおうとした

そしたら、娘の電話に貴方が出た

娘を守るような発言

私は、娘を大切に愛してくれている貴方にも会いたかった

だから、二人共に来てもらった

幸せだった

娘は出ていく前に見た時より綺麗になってて

貴方はAの事をとっても愛していて

安心したの

あのね、これだけは娘に、Aに伝えて欲しいの

「愛してる」

って

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