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Aside

彼に言われた通り、車に乗る

ころんさんは腕を見るなり、救急箱をとりだして

包帯を腕に巻いてくれた

応急措置らしい

『ありがとうございます…』

腕がじんじんと痛む

爪の形が残っちゃうのだろうか…

髪を耳にかけようと、ふと怪我している方の手を使ってしまった

『っ…!』

「あー、もう、ばか。逆の手でしな」

腕が燃えるように痛くて熱い

痛みからか、恐怖からか、涙が溢れて、止まらない

自分、相当怖かったんだ…

ポロポロと溢れる涙は誰も拭ってくれない

ころんさんは手を伸ばしかけたがやめた

すると、ドアが開く

るぅとさんが困り顔で乗ってきて、私の手を見つめる

「…大丈夫?」

『わかんない』

「痛い?」

『痛いよぉ、涙止まんないのぉ、』

彼は心配そうに私の涙を拭って、頭を撫でた

「どうしてここにいたの?」

『うっ、それは…』

「それは?」

『るぅとさんに指輪のお礼しようと、プレゼントを…』

だんだん声が小さくなってしまう

彼は「そうか…」と私を抱きしめ、背中を一定のリズムで叩いてくれる

彼の匂いがほんの少し懐かしく感じる

「…るぅとくん?」

「ん?」

ころんさんが呆れたように聞く

「あの人達は?どうしたの」

あの人達って、さっきの人…?

確か…

≪僕は後で乗るから≫って言ってて

なんでだったんだろう…

「あー、…ちょっと怒っただけ」

彼はポンポンっと、私の頭を撫でてくれる

彼のあたたかい温もりが心地いい

安心して目を瞑ると、「寝ていいよ、ご飯できたら起こすから」と彼が言ってくれた

お言葉に甘えて、私は眠りについた

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痛い奴(プロフ) - 追記: 盗作の作品消去されたみたいです。 (2022年1月5日 12時) (レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - ぺろんさん» ほんとにすみませんm(*_ _)m盗作だったんですね………読者も通報とかできる限りの事は頑張ります。ぺろんさんの作品大好きなので新作楽しみにしています!! (2022年1月5日 12時) (レス) @page46 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺろん(プロフ) - 痛い奴さん» ご報告ありがとうございます🙏🏻その作品はこちらが作った物ではないので、盗作されてしまったようです…。注意喚起など頑張って対処致します。ホントにありがとうございました! (2022年1月5日 1時) (レス) id: e87da7865a (このIDを非表示/違反報告)
アオヤギ - こういう感じで莉犬くんバージョンも作ってほしいです‼︎ (2022年1月4日 21時) (レス) @page11 id: 78343aace0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - 追記: 本人さんが新しくプリ小説を始めていたのならすみませんm(*_ _)m (2022年1月4日 20時) (レス) @page18 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年4月25日 0時

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