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Aside
『ん…んん…』
パチッと目が覚める
あれ、昨日あかねさんと人生ゲームしてて…
むくりと起き上がると、背中に激痛が走った
『いっ…、!』
皆まだ眠っているので、声を慌てて抑える
床で寝ちゃってたから背中痛い…
ふっと、視線を下に向けると、いつの間にか毛布がかけられていた
誰がかけてくれたんだろう…?
「あ、起きたんだ。おはよう」
『お、おはようございます!』
今日もななもりさんの声はあったかい
『あの、もしかして毛布かけてくれたの…』
「あぁ、俺だよ」
『ありがとうございます』
ななもりさんは「いーえー」とふんわり笑って、パソコンへと視線を移した
やはり、忙しいのだろう
彼の目の下の
「うぅ…んぐっ…」
誰かの唸るような声で、辺りを見回す
声の正体はさとみさんだった
さとみさんのお腹に、ころんさんの頭が乗っけられてて
莉犬さんは、さとみさんに思いきり抱き付いている
るぅとさんは、さとみさんの腕をぎゅっと抱きしめて、控えめに眠っている
これは…
たまらなく可愛いいいいいっっっっっっっ!
さとみさんには悪いけど、ずっと見てられる
音が出ないカメラアプリで写真を撮って、その場を離れた
歯磨きして、顔洗って、着替えて、メイクして
皆のもとに戻ると、るぅとさんだけぼーっと、目を擦りながら起きていた
「ん…Aいたぁ」
寝起きだからなのか、喋り方がふわふわしている
『へ?わたし?』
「Aいなくなると、わかるんだぁ」
彼はへらっと力無く笑って、「恋の病かな」なんて言う
その罪の無さそうな言葉が、どれだけ私の心をドキドキさせるか
彼は気づいていないのか、気づいててやっているのか…
「んぅ、おはようのちゅーしてぇ?」
彼は腕を広げて私を呼ぶ
私は彼の腕の中に入って、彼と所謂、「おはようのちゅー」をする
そして毎度の如く、オタ活をするななもりさん
もう慣れすぎて気にしない
そして、るぅとさんがななもりさんから写真を貰っているのを私は知っている
莉犬さん曰くるぅとさんは、暇な時携帯を見てにやけているらしい
もしかして…?
なんて考えちゃうよ
「…準備しよ」
さっきまでの寝坊助はどこへ行ったのやら、シャキシャキと動き出した
切り替え早いなぁw
私は暫く、ころんさんの寝言を聞いて彼の準備を待っていた
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痛い奴(プロフ) - 追記: 盗作の作品消去されたみたいです。 (2022年1月5日 12時) (レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - ぺろんさん» ほんとにすみませんm(*_ _)m盗作だったんですね………読者も通報とかできる限りの事は頑張ります。ぺろんさんの作品大好きなので新作楽しみにしています!! (2022年1月5日 12時) (レス) @page46 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺろん(プロフ) - 痛い奴さん» ご報告ありがとうございます🙏🏻その作品はこちらが作った物ではないので、盗作されてしまったようです…。注意喚起など頑張って対処致します。ホントにありがとうございました! (2022年1月5日 1時) (レス) id: e87da7865a (このIDを非表示/違反報告)
アオヤギ - こういう感じで莉犬くんバージョンも作ってほしいです‼︎ (2022年1月4日 21時) (レス) @page11 id: 78343aace0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - 追記: 本人さんが新しくプリ小説を始めていたのならすみませんm(*_ _)m (2022年1月4日 20時) (レス) @page18 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年4月25日 0時