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ー48ー ページ2

るぅとside

そして、あかねちゃんとAはバームクーヘンをぺろりと食べきった

『ご馳走さまでしたぁ!すっごく美味しかった…!』

「そうか…それは良かった」

照れてしまって上手く彼女の顔が見れない

あれ、僕こんなに照れ屋だったっけ

いや、彼女が僕を変えたんだな

『ふぅ…ちょっと休憩…』

椅子の背もたれに体を預ける彼女

「くる?」

僕が両手を広げると、嬉しそうにはにかんで、
そっと入ってきた

飛び付かないの変わってないね

そーゆーとこ大好き

『るぅとさんお菓子の匂いする〜』

「えぇ?そう?」

『うん、甘くって…なんか癒されちゃう匂いです』

すんすんと匂いを嗅ぐ彼女

「もぅ、恥ずかしいからあんま匂い嗅がないで」

すると彼女は『や・だ!』と、間をあけて言ってきた

その幼い笑みに吸い込まれそうだ

「ねぇA。」

『なぁに?』

「明日、お仕事行く事になったんだ」

『そ…うなんですね』

少し間が開いたのは、思い出したからだろう

「ごめんね」

『いえいえ、るぅとさんが悪い事じゃありませんよ。だって母も悪い事をしてるんですから』

母親を殺 す僕に、一切怒らず、笑顔でいた彼女

申し訳ないよ…

本当にごめんね




『るぅとさんっ』

「ん…どうしたの」

僕が眠りに落ちそうになっていると、彼女が僕の肩を揺らした

『あ、あの…』

「なんでも言っていいよ」

『…と、といれ着いてきて貰っていいですかぁ』

恥ずかしそうに、少し怯えたように言う彼女

「よいぞ」

そりゃあ、この広くて古いお屋敷だ

夜中トイレに行くのは勇気がいるのだろう

そして、僕の部屋からトイレまで距離がある

女の子なら怖くなるのも自然な話

だけどなぜ…

なぜ彼女が言うと、こんなに愛しく感じるのだろうか

「ほら、行こ?」

僕が手を繋ごうと手を差しのべる

『うんっ、!』

彼女は僕の手を取った



歩くとたまにギシッと鳴る床

彼女はその度に肩をビクつかせている

そんなところもたまらなく可愛い

トイレに着くと

僕はトイレの前で待機

…ここで少し彼女を脅かしてみようか

僕はこっそり近くの部屋に隠れる

出て来て僕が居なくなったら彼女はどんな反応するだろう…

ー49ー→←〜設定のおさらい〜



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痛い奴(プロフ) - 追記: 盗作の作品消去されたみたいです。 (2022年1月5日 12時) (レス) id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - ぺろんさん» ほんとにすみませんm(*_ _)m盗作だったんですね………読者も通報とかできる限りの事は頑張ります。ぺろんさんの作品大好きなので新作楽しみにしています!! (2022年1月5日 12時) (レス) @page46 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺろん(プロフ) - 痛い奴さん» ご報告ありがとうございます🙏🏻その作品はこちらが作った物ではないので、盗作されてしまったようです…。注意喚起など頑張って対処致します。ホントにありがとうございました! (2022年1月5日 1時) (レス) id: e87da7865a (このIDを非表示/違反報告)
アオヤギ - こういう感じで莉犬くんバージョンも作ってほしいです‼︎ (2022年1月4日 21時) (レス) @page11 id: 78343aace0 (このIDを非表示/違反報告)
痛い奴(プロフ) - 追記: 本人さんが新しくプリ小説を始めていたのならすみませんm(*_ _)m (2022年1月4日 20時) (レス) @page18 id: 366cb98bc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年4月25日 0時

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