若頭に愛されています【るぅと】

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Aside

『髪型変えたらるぅとさん喜んでくれると思って…』

すると、あかねさんはくすっと笑って

「分かった！私が髪結ってあげる！」

そして、手を引かれる

太陽の間と書かれた木の板を確認して入る

そこには、あかねさん専用と思われるドレッサーがあった

「んー何がいいかな…」

すると、あかねさんがパンッと手を叩いた

「そうだ！お揃いの髪型にしよっ？」

『んふふっ！いいですね！』

私は笑顔で答える

すると、あかねさんは黄色のリボンを取り出した

そして、私の髪にリボンを編んでいく

私の髪にはどんどんリボンがついていった



「Aちゃん、できたよ」

あかねさんの一言ではっと意識が戻る

鏡に映る私の髪は、るぅとさんの色で染まっていた

『わぁ…可愛いっ…！』

「でっしょー？」

あかねさんも同じ髪型をしていて、リボンがオレンジ色だった

ジェルさん色だ

「ちょっと時間掛かっちゃったけどね」

へへっと笑って、「ねぇ、自撮りしよ？」と言ってきた

『いいですよ！』

あかねさんはSNOWをひらいて、内カメラにした

「とるよー？はいっ、ちーず！」

私は笑顔でぴーすした

あかねさんは写真を満足そうに眺めて、「これアイコンにしていい？」と言った

『いいですよ！』

そして、あかねさんのLINEのアイコンが私とのツーショットになっていた

「ねぇ！二人に見せに行こ？」

『へっ！？待って心の準備がっ…！』



あかねさんに手を引かれて、中央の部屋までやってきた

部屋には甘い匂いが漂っている

そして、「おい！ジェル！」「ちょっとジェルくん下手すぎない！？」とさとみさんとるぅとさんの声が聞こえる

多分ジェルさんもいるのだろう

「わっ！Aちゃんあかねちゃん可愛い〜！」

莉犬さんが気付いて駆け寄ってくれた

「んぅ…なにかあったのぉ…」

まだ寝ていたころんさんが、莉犬さんの声で起きる

私達の方をパチッと見ると、顔を赤くした

「…へ？あかねちゃんとAちゃん？」

「うそうそ…」と呟くころんさん

「なに？好みの子だった？」

あかねさんが、にやっと笑って言う

「っるせ」

すると、「んあれ？」さとみさんが帰ってきた

「へぇ、可愛いじゃん」

さとみさんは私の髪を触ろうとしたけど、その手をピタッと止めた

「…触ったらるぅとに怒られるなぁ」

あー、なるほど…

さとみさんに触られて、るぅとさんが嫉妬してお仕置きされたいなんて思ってしまう私は淫らだ

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