若頭に愛されています【るぅと】

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るぅとside


…二人で何喋ってるんだろう

さっきころちゃんAの頭撫でてたし…

あー！もうっ！

仕事中に妬かせないでよ、ばか

「日葵く〜ん？お酒どれがいい？」

「…ん？」

やっべ。聞いてなかった

「お酒どれがいい？」

「俺、今日のお酒美味しくってさ…もっと頑張りたいな、？」

「もちろんっ！」

…はぁ。めんどくさ

このキャラ

ちなみに日葵ってのは、ここだけの名前

向日葵の二文字だけ取った「ひなた」

るぅとさんって呼べるのは彼女だけが良いから。



チクチクと時計が進む

閉店一分前。

なかなか帰ろうとしない客を上手いこと追い出していき、やっと終われる

『るぅとさん』

追い出し終わると、彼女は一目散に来てくれた

『お疲れ様です！』

「んー、やっと終わった」

彼女を抱きしめる

充電しなきゃだから

「…あ、そういえば、ころちゃんと何話してたの」

彼女は『えへへ』と笑った

『内緒ですっ！』

「なにそれー？」

ちょっと楽しそうな彼女だから、追及する気が失せた
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Aside


「あのさ、A。ころちゃんと距離近すぎ」

「さすがに…ちょっと…妬いたからね？」

ころんさんの言うとおりだった

彼は、頬を膨らましている

『私だって妬いたんですから…。』

るぅとさんの真似をするように、頬を膨らます

『私のためだって分かってるのに、モヤモヤしちゃうんですっ…。ねぇ、るぅとさん、埋めてくれませんか…？』

彼はふっと、頬を緩めて優しい瞳で私を見つめる

「ふふ、仰せのままに」

そして、唇を重ねた

あぁ、この瞬間は彼の頭も視線も全部、独り占めできるから好きだ。

ほんのり香る女物の香水も、クラクラしちゃうお酒の香りも、今はどうだっていい

ゆるゆると抜けていく腰が彼に支えられたのを理解して、彼に体を預けた


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