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ー21ー ページ22

Aside


彼と1夜を明かしたせいか、ふと、私の心の裏側を少し見せたくなった。

だから、彼に私の今までについて、ちょっぴり話してみる

私の親は、浮気して、離婚して、逃げて、子供を捨てた最低な人だった

そんな環境下だからか、私はキャバで働いてお金を得るような生活になってしまった

『るぅとさん。私、るぅとさんに拾ってもらえて嬉しいんです』

少し寝ぼけた頭で、その事をるぅとさんに話した

るぅとさんは私を優しく抱き締めた

「…君はばかだ。拾ったんじゃないよ。」

彼はそういうけど、間違ってはいないと思う

『借金…返してくれたってほんとですか。』

「ああ。でもそれは、Aの為なんかじゃなくて、僕のためだから。僕が、君を独占するためにやったことだよ。だから、Aが責任を感じる必要なんてない」

独占、?

私が少し首を傾げると、彼は少し眉を下げて笑う

「借金があれば、働きに行ってしまうでしょ?」

「はぁ、惚れてるんだよ。どうしようも無いくらいにね」

顔に熱がこもる

初めての事ばかりで脳で処理しきれない。

イケメンから甘い言葉を貰って、借金まで返済してくれて。

顔が熱で溶けてしまいそう




「A、今日お仕事あって…」

お昼ご飯中、るぅとさんが言った

『分かりました、お留守番してます』

「うん、さとみくんとジェルくんと行くんだ」

「アカネちゃんもお留守番だから、二人で待って?」

『はい、!』

お仕事…か

彼のお仕事を見送るのは初めてだけど、アカネさんと一緒ならきっと楽しいよね。

嬉しそうな顔しているアカネさんが思い浮かんで、『ふふふっ』と笑う

それをるぅとさんは優しく見つめてくれた

「かしら、そろそろ準備をお願いします」

黒いスーツを着た男の人達が来て、るぅとさんに話し掛ける

「ああ、分かった」

部下の方かな…

「じゃあA、僕準備しなきゃ。行ってくるね」

『行ってらっしゃいっ』

私の頬にキスして去っていく

それを部下の方は見つめていた

人に見られてたのなんて恥ずかしい…





「Aちゃんっ!」

『わっ、アカネさん!』

「ジェルにお酒の場所教えてもらったの!夜一緒に飲まない!?」

『えぇ!飲みたいです!』

「そう来なくちゃ!」と言ってるんるんしているアカネさん

年上なのに私より可愛い…

いいなぁ。これはジェルさん甘々だわ

…アカネさんは拒否してるけど

アカネさんツンデレだなぁ


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ちさの(プロフ) - 急にすいません!前作のさとみくんところんくんの作品のパスワードを教えて頂けると幸いです!数年前に主の作品閲覧してとても素敵で読み返したくて連絡しました!お返事あるとうれしいです! (2月4日 13時) (レス) id: 41329be7f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 関係ないことすみません。ころん君作品の「うちの秘書(彼女)が愛おしい」のパスワードを教えて頂けると幸いです。すみません (10月28日 20時) (レス) id: bc3ef18ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みれー(プロフ) - 何故かすごい場違いに遠井ちゃんのドレス姿想像して悶えてた私とは。 (2021年4月7日 1時) (レス) id: 1a09ad4f7d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ@低浮上(プロフ) - 突然コメントすいません(汗)3週目です!るぅとくんも良いけどころんくん版も見てみたくなる。。。( (2020年9月5日 9時) (レス) id: 3b0784c8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 遠井さんとあおいちゃん幸せそうww羨ましいww (2020年8月16日 11時) (レス) id: a29804fdb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年3月27日 20時

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