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Aside


「ふんふふ〜ん」

私が上機嫌に鼻歌を鳴らしていると、アカネさんが声をかけた

「ご機嫌ね」

「ええ、まぁ、今日はある人が来るので」

「…って、アカネさん!?」

「な、なによ」

「え!?辞めたんじゃ…!?」

「ちょうど開店前だし、今までのお給料もらいに来たのよ」

手でお金のマークを作るアカネさん

「ふぅ、なんだかんだ言って、ここも落ち着くわね」

「はい、開店前がとくに」

近くの椅子に腰掛ける

「…それ、新しいドレス?」

アカネさんは、私の服を指差した

「そうなんですっ!」

「Aちゃんによく似合ってるね」

「えへへ、そうですかね」

お世辞でも、なんだか嬉しくなってしまった



「こんばんは…!」

いつもと同じ時間に彼が来た

「ん、Aちゃんっ」

彼は、手を差し出した

私がその手を取ると、優しく引かれてソファーに座らされた

「ずっと楽しみにしてた」

ニコッと彼に微笑まれ、私は高くなるテンションを抑えながら、体制を整える

「新しい服だね」

つーっと腰のラインをなぞられる

くすぐったくて、声が漏れそうだった

スタッフにこんなこと出来るのは多分るぅとさんくらい

「うん、かわいい。」

『は、恥ずかしいですよ…。』

赤くなる顔を隠した



「んねぇ、今日お話があってきたんだ」

『なんですか?』

「僕のところに嫁ぐ気はない?」






『…』









『…へ?』

「間が凄いな」

いや、え?

『あ、あはは。ドッキリですか、夢ですか?』

「ううん、どっちでもない。僕のプロポーズだよ」

『っ〜!』

るぅとさんは真剣な瞳で私を見つめた

「で、どうなの?」

『ちょ、ちょっと時間下さい…!』

好きな人からのプロポーズ。いや嬉しいけど…嬉しいけどさぁ…

私でいいのだろうか

るぅとさんは若頭。

そんな上の立場の方の嫁に私はふさわしい…?

そ、そんなマナーとか分かんないし。

「…そっか」

「じゃあ、また来たときに返事聞くね?」

彼はそう言って立ち上がった

『も、もう帰っちゃうんですか?』

私は彼の袖をきゅっと摘まむ

「はぁ、…ひどいなぁ」

手を背もたれに押し付けられる

るぅとさんに手を固定されて動けない

「返事は今出来ないって言っておいて、引き留めちゃうんだ」

「どういうつもり…?」

ぐっと顔が近づく

るぅとさんは、不安そうな、色っぽい顔をしていた


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ちさの(プロフ) - 急にすいません!前作のさとみくんところんくんの作品のパスワードを教えて頂けると幸いです!数年前に主の作品閲覧してとても素敵で読み返したくて連絡しました!お返事あるとうれしいです! (2月4日 13時) (レス) id: 41329be7f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 関係ないことすみません。ころん君作品の「うちの秘書(彼女)が愛おしい」のパスワードを教えて頂けると幸いです。すみません (10月28日 20時) (レス) id: bc3ef18ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みれー(プロフ) - 何故かすごい場違いに遠井ちゃんのドレス姿想像して悶えてた私とは。 (2021年4月7日 1時) (レス) id: 1a09ad4f7d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ@低浮上(プロフ) - 突然コメントすいません(汗)3週目です!るぅとくんも良いけどころんくん版も見てみたくなる。。。( (2020年9月5日 9時) (レス) id: 3b0784c8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 遠井さんとあおいちゃん幸せそうww羨ましいww (2020年8月16日 11時) (レス) id: a29804fdb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年3月27日 20時

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