__body pillow__ ページ36
『おまえ、顔良いな』
俺は、目の前のエースに向かって
ジェイドにいつも言うみたいに真顔で褒めた。
照れ隠しだこのやろう!
ちょっとでも、うっってなったのは秘密じゃあ!
真顔=照れ隠し。
エース「えっなにそれ、先輩に言われると超嬉しい」
エースは、一瞬びっくりしたような表情をしたものの、
すぐにふにゃと笑ってみせた。
可愛いなこのやろう!
エース「先輩もめっちゃ顔良いよ、惚れちゃいそう」
エースはニヤリとして、俺の反応を楽しんでいるようだ。
『茶化すな』
そう言って、エースの額を少し小突く。
エース「って!本気なのに〜〜」
『俺がかっこいいのは当たり前だ』
エース「そういうとこ好きだわほんと」
……。
惚れそうとか、好きとか簡単に言ってくれるよな。
もう!俺は単純なんだからやめてくれ!
浮かれちゃうからっ!!←
『もう寝ろよ、おやすみ』
そんな心情とは裏腹に、
俺はいつものクールフェイスで
エースの頭にポンと手を乗せて、
わさわさと撫でてやる。
エース「…先輩、俺さ、普段抱き枕ないと寝れないんだよね」
『へぇ、そういう奴たまにいるよな。俺はわかんないけど』
エース「だからさ、ちょっと引っ付いてもい?」
『……え?』
何かと思えば、抱き枕がないと寝れないとか我儘を言い始めたかと思えば
俺を抱き枕代わりにしたいってこと???!!?
はいっ!?!!!
俺が思考を整理している間に、
エースの手はこちらに伸びてきていて
俺の許可をとる前に、もうすでにエースは俺にくっついていた。
エース「落ち着くわぁ」
俺の胸元に顔をうずめて、
その手はしっかり俺の腕を掴んでいる。
『いや、許可してねぇ…』
エース「おやすみなさーい…」
『エース…身動きとれないんだけど………エース?』
よく見ると、スースーと寝息をたてているエース。
嘘、もう寝たの……
はやすぎだろ。
俺、寝れないよ!?!!!!
だってこんな状況、ふつう寝れる????!!
はっっっっ!!
可愛いかよ!!!!なにこれ!!!
・
翌日。
案の定、俺は寝不足であった。
エースを引っペがせば良かったのかもしれない。
でも俺には出来なかった………
あんなに安心して、気持ちよさそうに寝ている可愛い後輩をだな、
無理やり引き剥がすなんて、俺には出来なかったんだよ!!!!
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あおい(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!!がんばります!! (2021年4月7日 22時) (レス) id: bc0cd81d97 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - うわぁァァァめっちゃ好きです!更新頑張ってくださいが (2021年3月29日 3時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
南 - あおいさん» ありがとうございます泣、、 (2021年3月2日 22時) (レス) id: 521a74f5be (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 南さん» ありがとうございます!後ほど南さんの小説ものぞきにいきますね! (2021年3月2日 20時) (レス) id: bc0cd81d97 (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - 初コメです、!英語(?)を使ってオシャレな感じでお話とかも、ちょこっと面白いなと思いました笑、これからも頑張ってください、!あと、良ければ宣伝とかではありせんが私も最近書き始めたので呼んでくだs(やめろ) (2021年3月2日 18時) (レス) id: e603e0746e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおい | 作成日時:2021年3月1日 17時