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「あの、Aさん……ちょっと、距離近いから……離れて、くれる?……うん。あとさ、わたし……そういう気、ないから。お茶とか、誘っても無駄だよ。悪いけど、そういうことだから。じゃ……」
「あ、うん、そうだね。わたしもっ……わたしも、そう思う。〇〇くんとおんなじで嬉しいな…………あ、Aさん、いたんだ。子供って、いいよね。話しやすい……わたし、子供なら、男の子とも普通に話せるし。……え、あ、いや……なんでもない」
「小さい子達は、わたしの話、馬鹿にしないで聞いてくれるのに……ほんとう、なのにぃ!夢の話なんかじゃ、ないのに……黒猫の化け物も、血の酸性雨も、宙に浮くツチノコも本当に見たのに……いる、のに……」
「うっわ、最悪……わたし、またラリってるときにリ⚫︎カしたんでしょ。膝の辺りまで切ってるし……ホント……自分で自分が嫌になるよ……
「あの、A、ちゃん。ありがとうね。その、わたしと、お話ししてくれて……でもね、その……あんまり、近づきすぎない方が、いい、かも。その……わたし、言ったからね?これ以上は……もう、言わないけど」
「うるっせーーーー!!クスリ(※睡眠薬)やらなきゃやってられんのじゃーーー!!男は
「んえへへへへへぇ……わたし、言ったよねぇ。近づきすぎない方がいいって。だめだよ、もうだめ。はい残念しょ〜〜う!!だってわたし、もうAちゃんのこと、……ロックオンしちゃったから」
「わたしのことわかってくれるのは、可愛い女の子じゃなきゃ嫌なの。だって、男の人って汚いでしょ?……わたし、知ってるよ。だから、ぎゅーーってして離さない!って思えるのは、女の子だけなの。女の子なら誰でもいいってわけじゃないから、勘違いしないでね」
「やだやだやだやだやだ!!やだあぁッッ!!!嫌っ、いやあ!!どうして!!どうしてそんな目で責めるの!?やめてっ、来ないで!!いや、いやああぁッッ……はァッッ、はあ、……っ、あれ?……わたし、何を……」
「かわいい。可愛いねこちゃんだね。おめめがいっぱい……ふひひっ、ぜぇ〜んぶ、潰してあげたい………」
「もう、疲れちゃった……」
「助けてよ」
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