検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,645 hit

ページ3



「あの、Aさん……ちょっと、距離近いから……離れて、くれる?……うん。あとさ、わたし……そういう気、ないから。お茶とか、誘っても無駄だよ。悪いけど、そういうことだから。じゃ……」

「あ、うん、そうだね。わたしもっ……わたしも、そう思う。〇〇くんとおんなじで嬉しいな…………あ、Aさん、いたんだ。子供って、いいよね。話しやすい……わたし、子供なら、男の子とも普通に話せるし。……え、あ、いや……なんでもない」

「小さい子達は、わたしの話、馬鹿にしないで聞いてくれるのに……ほんとう、なのにぃ!夢の話なんかじゃ、ないのに……黒猫の化け物も、血の酸性雨も、宙に浮くツチノコも本当に見たのに……いる、のに……」

「うっわ、最悪……わたし、またラリってるときにリ⚫︎カしたんでしょ。膝の辺りまで切ってるし……ホント……自分で自分が嫌になるよ……背中のやつ(・・・・・)も、未だに取れずじまいだしさ……」

「あの、A、ちゃん。ありがとうね。その、わたしと、お話ししてくれて……でもね、その……あんまり、近づきすぎない方が、いい、かも。その……わたし、言ったからね?これ以上は……もう、言わないけど」

「うるっせーーーー!!クスリ(※睡眠薬)やらなきゃやってられんのじゃーーー!!男はだあ()ってろーーー!!」

「んえへへへへへぇ……わたし、言ったよねぇ。近づきすぎない方がいいって。だめだよ、もうだめ。はい残念しょ〜〜う!!だってわたし、もうAちゃんのこと、……ロックオンしちゃったから」

「わたしのことわかってくれるのは、可愛い女の子じゃなきゃ嫌なの。だって、男の人って汚いでしょ?……わたし、知ってるよ。だから、ぎゅーーってして離さない!って思えるのは、女の子だけなの。女の子なら誰でもいいってわけじゃないから、勘違いしないでね」

「やだやだやだやだやだ!!やだあぁッッ!!!嫌っ、いやあ!!どうして!!どうしてそんな目で責めるの!?やめてっ、来ないで!!いや、いやああぁッッ……はァッッ、はあ、……っ、あれ?……わたし、何を……」

「かわいい。可愛いねこちゃんだね。おめめがいっぱい……ふひひっ、ぜぇ〜んぶ、潰してあげたい………」

「もう、疲れちゃった……」

「助けてよ」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:褪紅 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年5月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。