私と少女 ページ39
「此方が前に言った私の従姉妹の…」
「A 神夜といいます
エリお嬢様のお世話をさせて頂きます
無個性で御座いますが、精一杯お勤め果たします」
A 神夜(かや)という偽名を使っていて
服はブラウスにロングスカート
髪は千影さんの奥様、美鈴さんの個性で成長させ足下がつくまで長くし三つ編みに結った
「ほう……まぁこれから宜しく頼むよ」
「はい、よろしくお願いします、治崎様」
「ほら、これから宮野の代わりにエリのお世話をするお姉さんだ、挨拶しなさい」
「……エリ、です」
血が染みついた包帯だらけの体に顔の色が少々青い
目元には隈も出来ている
私は普通の無個性少女…
「初めまして、エリお嬢様
これから貴女のお世話をする神夜と言います
よろしくお願いしますね」
しゃがみ込んで目を見て話す
両手を差し出すと困惑した目で見られた
優しくエリちゃんの両手を包み込む
一瞬ビクッとされたけれど拒絶はされなかった
「此処が部屋だ、それじゃ頼むよ」
そう言い残して去って行く治崎
突然現れた人と二人きりなんて精神に負荷を与えてしまう
先ずは信用を得ないと
「エリちゃん」
ビクッと震えたエリちゃん
「外ではエリお嬢様と呼びますが此処ではエリちゃんと呼びますね」
笑ってエリちゃんに呼び掛ける
エリちゃんは小さく頷いた
「それではまだ私達はお互いのことが分からないので、質問し合いましょう」
優しく、ゆっくり、声はソプラノとアルトの
半ば位を意識する
エリちゃんは驚いたように此方をみる
「わ、私も質問して…いいの?」
「はい、何でも良いんですよ
例えば好きなものとか、本とか…何でも良いんです
それでは最初はエリちゃんから質問して下さい」
「え…それじゃあ＿＿＿＿＿＿＿」
「エリちゃん上手ですね」
「ありがとう……神夜お姉ちゃんも綺麗」
お互いのことを質問して知り合い、取り敢えず遊ぶ事にしたのだが、何時の間にかこんなに仲良くなっていた
自分でも気付かなかった
「お姉ちゃんは毎日来るの?」
「はい、毎日来ますよ」
相澤先生に嘘と混ぜた本当の話をして
勉学は済ませたと無理矢理承諾させたのだ
クラスメイトには言っていない
鶯丸や鳴狐は稲荷神が面倒を見てくれるらしい
まぁ何時もそうしてくれていたが
「何時まで一緒に居てくれるの?」
「エリちゃんが寝付くまで一緒にいます」
御免なさい、エリちゃん
私は貴女を守れない
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後藤(プロフ) - アニメヒロアカ始まりましたね！だからって訳ではないですが。ﾁﾗｯ更新待ってます。ﾁﾗｯ (2021年8月1日 13時) (
レス) id: 37f437e0f5 (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - ペットの名前刀剣乱舞((((黙 ごめんなさいぃ(土下座) (2020年11月30日 9時) (レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 誠に恐縮ですがイナサくんの名前は、”五十嵐”イサナでは、なく”夜嵐”イサナでございます。私めが口出しすることではございませんが、少し気になってしまい指摘させて頂きました。申し訳ございません (2020年9月29日 23時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
雪もち - 琴葵さんシリーズ一気読み有難う御座います!嬉しい…本当に嬉しいです…! (2020年5月29日 5時) (レス) id: 9c946f0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
雪もち - あなたのためのさん有難う御座います…!あ、嬉し過ぎて涙が…更新は焦らず此からも頑張っていく所存です! (2020年5月29日 5時) (レス) id: 9c946f0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪もち | 作成日時：2020年5月26日 16時
