黒猫の受難 ページ7
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『 隼人ー 今日 、どう ? 』
「 俺もイイと思うぜ 、A 」
『 だよね 、さっすが隼人 』
「 んー でもほら 、靖友が 」
『 あー 、 』
ロッカールーム には
俺とAと新開の3人
マイペースに着替えと会話を進める2人を後目に
愛車 、ビアンキの手入れをしながら
監視役として待っていた
くるりとこちらへ顔を向ける2人
「 ナァニ ? 」
『 ヤス 、今日って天気いいじゃん 』
「 うん 」
「 それに凄く過しやすい風だろ? 」
「 そうダネ 」
サボり常習犯のAチャンと
何だかんだそれに乗っかっちまう新開
Aチャンにしては珍しく
ヤル気をだしてんじゃナイ
『 ヤス 、一緒に寝ない ? 』
ナァんて期待した俺が馬鹿だった
そうだよネ
うん 、知ってたヨ
けどさァ 、
「 Aチャン 、幾ら何でも寝すぎじゃナァイ ? 隣のデブと違って 、Aチャンならさァ 、おデブでも結局可愛いんだろうけど 、絶対痩せてた方が可愛いしカッコイイヨ ? それに 、寝る子は育つっていうけど Aチャン 、これ以上育っちゃうと俺 、抱えたり出来なくなっちゃうかもしれないヨ ? どうしてくれるの? 」
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「 ッ... ぷ 、靖友 ...っ 」
『 ヤス 、キャラが 』
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「 あ 」
『 ヤス!顔真っ赤だ! 』
「 靖友 、可愛いな! 」
『 でしょー! 俺のヤスは可愛い! 』
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「 ......っあ 、あ、... 荒遊 ... 」
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「 あれ 、何で黒田ンなとこで寝てんだ 」
『 なんか安らかな顔して寝てる 、どうしよ 、ベッド運ぶ ? 』
「 おめさんたち、 罪な男だな... 」
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作者名:酸カク糖 | 作成日時:2015年11月29日 2時