兄弟って… ページ26
具合が悪くなったと言って早退してきた。
この前のセクハラ事件のことですこし腫れ物に触るような扱いになっているせいだろうか。
すごく早退を勧められた
「はぁ。もう会社行きたくなぁいいぃ!」
スーツのままベットにぼふんと、たおれて足をバタバタさせた
神様「何もあそこまで言うことなかったんじゃないの。」
「分かってるよ…。ま、でもどさくさに紛れて過去のことは謝ったし」
神様「過去のことって、いじめてたこと?」
「そ。私はやった覚え全くないけど、そういう設定らしいし。」
神様「美咲ちゃんて、変なところでポジティブだよね。」
「ネガティブよりかはいいと思ってる。クヨクヨしてても仕方ないんだし。
言葉は…言葉は言ったらもう取り返せないんだ。だから、私は
開き直る!」
神様「なに、この間!うざっ!」
「うざとか言うなー。はぁ、なんか弟いたらこんな感じなんかね。
私、一人っ子だからなぁ。いたら楽しいのかな」
神様「…。弟ね。
というか神様であるこの僕を弟扱いとは何事だぁ!」
「うわぁ!うるさい!頭の中ガンガンする!叫ぶなぁ!
もう、めんどくさいから私の前に表れてよ」
神様「嫌だね。めんどくさい」
「私を慰める気はあんのかよ!?なんか、もう!こういう時って慰めてくれるんじゃないの!?」
神様「漫画の見すぎ!神様は人間の面倒なんか見ないの!」
「ひっどい!
…もういいや、疲れたわ、余計に。
ねぇ、神様って兄弟とかいるの…?」
面倒見ないなんて言う割に、しっかり見てくれるじゃないか。
あぁ、だんだん瞼が重くなってきたな。
神様「…うん、いるよ。姉がいるんだ。」
意識が遠のいてきた。
「そっかぁ。ふふ、いいなぁ。私も兄弟、欲しかった、なぁ。」
神様「寝ちゃったか。おやすみ____」
なんて言ったのかわからないまま私は深い深い眠りに落ちた。
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