[閑話] 3 ページ11
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｢傷の程は悪くはないそうです。ただ傷跡が残ってしまったためお話する際はお気をつけ下さい
それから午後からならもう出歩けるようですがいかがしますか｣
｢誘いの手紙を……、あぁ…いや。僕が行く
お茶の準備だけしておいて｣
｢はい、かしこまりました｣
正直、考えが全然まとまってない
話したいことはあるし、伝えたいこともあるけど
でもそれは漠然としていて、どう調理すればいいか分からない
こんなの初めてだ
Aの部屋は前までの部屋ではなくなった
この事件前までは隠されてすらいない悪意で本館から一番遠い部屋を用意されてたけど、そらるさんの計らいか、さすがに怪我人への配慮か本館に移った
近くて便利だ
廊下に並ぶ扉のうち、兵が立っている部屋
それがAの部屋で僕は前まで行って止まると警備の人達が顔を合わせた後、扉を塞いだ
｢面会予約は頂いておりません｣
｢今から誘うんです。
通してくれますか？｣
｢王族と言えどそれは出来ません。
侍女を呼ぶのでここでお待ちください｣
流石に僕も自分が中に入れるなんて思ってない
乙女の部屋に入るなんて……
……そらるさんは？したらしいですけど？
急に腹が立ってきた
全く、なんであの人は自分勝手なんですか
｢なに用でしょうか｣
いつも出てくるのはこのミラと呼ばれる女中
本来ならこんな表舞台に出るような身分ではないけど、Aの側近があまりに少なくてこの人が側近のまとめ役をやっているんだろう
Aが大切にしてるからある程度の立場が確立されているだけで、本当は僕と話すことすら出来ないのに
Aが…だって、すごく……頼るから
｢まふまふ様…ご要件をお願いいたします｣
｢お茶に誘いに来たんです。
お話をしようと伝えて下さい｣
｢A様はまだ本調子ではないためあまり長い時間連れ回さないでいただけると助かります｣
｢分かってますよ。でも東屋でお願いしますね｣
｢……。A様に確認をお取りしますのでお待ち下さい｣
城に戻ってきてこれが最初のコンタクトだ
ずっとAは寝たり起きたりを不定期に繰り返していたらしく、生活リズムが安定しなかったらしい
おかげでこっちは色々溜まってんだ
考えは何もまとまってないけど……
でも上がる口角を手で隠す程には嬉しいのかもしれない
｢おまたせしました、まふまふ様｣
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紫奈 - うわ~夢主ちゃんが~(T0T) (2021年11月4日 15時) (
レス) @page50 id: ad4d622729 (このIDを非表示/違反報告)
さしみ - パールさん» あ、、そうなんですね！！なんだかすみませんᯅ̈՞ ՞紫の国も楽しみです！緑の国がくるの楽しみに読みます✨志麻さんも楽しみです！ (2021年11月3日 21時) (レス) @page38 id: f5d8b248f6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 初コメ失礼します！前々からこのお話を拝見させていただいてます。とても面白いです何回も見直してます。渡しに行くが私に行くになってます。初コメが誤字指摘(？)になってしまいすいません。お体にお気をつけて、更新待ってます。 (2021年10月30日 23時) (レス) @page36 id: 6b3ba528f1 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - 私今ユーチューブ禁止されてて新しい歌い手様を勉強できないんです(泣)あ、あらめい了解です 確かに雰囲気ぶち壊してきそうですね(笑) (2021年10月29日 17時) (レス) @page30 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 魔灯さん» あらきさんよく分かってないんですよね(泣)めいちゃんは完全にピーラーって言って雰囲気ぶち壊してきそうなので見送りました笑浦島坂田船共に勉強しましょう！luzくんとの絡みも作りたいんですけど……話がどんどん長くなってしまうという恐怖に負けました。 (2021年10月28日 11時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
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