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｢すみません……、申し訳ないんですけど食べ物を分けて貰えませんか…？｣
どうやら私がいた階は2階だったようで、部屋を出てみると私がいた部屋ともう1つ、そして下への階段があった
階段の手すりから覗くようにして声をかけるとみんなビクッとして何故か立つ
うぅーん。やりずらい
｢もちろんでございますです！大したものはないですけど、なぁ！｣
｢は、はい。私の料理なんかでいいなら｣
｢ありがとうございます｣
階段を降り切ると石造りならではのひんやり感を感じた
私裸足なんだよね……
｢あの…靴とかってありますか｣
｢これでいい？ウミのなの｣
｢んふふ、ありがとう。でも私には少し小さいかな……｣
女の子が私に自分が履いてる靴をくれたけど履けるようなサイズじゃない
頭を撫でてあげるとそっかぁとまた履き直していた
母親が私が履ける靴を出してくれて、久しぶりに足底が薄い靴を履いた
なんだか懐かしい
｢あの、これも返します。もちろん何も触ってないです｣
洗ってくれたんだろうか、私が乱暴に破ったところがどこか分からないほどボロボロのドレスと山ほどの宝石類が出てきた
どれも丁寧に磨いてくれたのか汚れがない
｢これキレイ！ウミ、こんなキラキラしてるの初めて見た！｣
指輪やネックレスを女の子が興味津々に見ている
親に触っちゃダメと言われたのか、うずうずしながら両手を抑えて見ていた
私も綺麗なワンピースに憧れてたな……
私は宝石たちの中から古びた指輪だけを抜き取り首にかけた
その様子を宝石に負けないくらいキラキラした目で見てくる女の子に思わず笑みが零れてしまう
｢あげるよ。私にはもう必要ないものだから｣
｢えぇ！ウミにくれるの！？全部！？｣
｢うん。助けてくれたお礼｣
｢だって！ママ！これもらっていいって！！｣
｢そ、そんな、貰えません｣
本当にもう私には必要のないものだ
こんな平民たちの間で格を確立したってなんの意味もない
こんなので命のお礼になんかならないかもしれないけど、欲しいというのならあげよう
｢本当にいいのです。
もしお金に変えられるのならそうして下さい。
今私に出来るのはそれくらいなので、私を思うならどうか受け取って下さいませ｣
父親と母親はまた顔を見合わせて、最終的に助かりますと受け取ってくれた
｢私は少し外に出ていますね。ご飯が出来たらいただきます｣
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パール(プロフ) - 魔灯さん» はい、わてもです。 (2021年10月17日 10時) (
レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ふみさん» ひぃぇ〜。未来人間になってしまった……。ありがとうございます、治しておきます！ (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - わらわらびもちさん» 毎日更新途切れないように頑張ります(泣) (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - めろんぱんさん» こんな、川から落っこちる予定ではなかったのに、寄り道してしまいました笑楽しんでもらえてるなら、道草も意味ありましたね！ありがとうございます (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - そらるさんが好きすぎて死にそう////// (2021年10月17日 9時) (レス) @page28 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
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