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チターゼ様たちも城からの警備の人たちも石垣の上から私達を監視しているだけで近づいては来なかった
こんだけ人がいないし、見晴らしが良ければ過度にプライベートを刺激する必要もないという事だろう
そらる様と浜を海に沿って歩く
たまに濡れているところに足が触れてひんやりとした感覚が気持ちいい
｢全然前通り喜んだりするじゃん、A｣
急な話に意図がわからなくて首を傾げた
そりゃこれだけのものを見れば喜ぶに決まってる
なにか間違った反応だっただろうか
そらる様がはたりと立ち止まって、私も合わせるように止まった
そらる様は大きな体を曲げて足元に落ちていた何かを拾って私にそれを見せる
さっきから沢山落ちていた貝殻だ
真っ白で波の模様が可愛らしい
｢どんな事があればまふまふの前であんな人形みたいになるんだよ｣
｢すみませんが……何を言われてるか分かりません
人形ですか……？｣
｢なんか普通でつまんない｣
意味がわからない
何を言われてるか全くわからなくて眉が寄っていく
でもそらる様はお構いなしで私にさっきの貝殻を近づけて、私が手で受け皿を作るとそこに落っことした
小さな貝殻を私がつまみあげて裏表みるけど何の変哲もないものだった
｢自覚ないってこと？
まふまふのことどう思って接してるわけ｣
｢急にまふまふ様の話をされるのですね。
心配なさらなくても仲良くしてますよ｣
｢いや、まふまふの話じゃないだろこれ
Aの話だよ｣
｢私の？｣
｢どう思ってんだよ｣
どう思ってるか……なんて
そんなのすごい人って……そう思ってる
私には勿体ないし、だからこそまふまふ様は可哀想だと思う
もっと気品があって、頭も良くてお金や地位がしっかりした女性を選ぶことができるのに、私が縛り付けている
でも私はまふまふ様との婚約を手放すわけにはいかないので精一杯の努力はするつもりだ
今は………
｢わからないです……そんなこと。
でも怖いんです。近づきすぎるのは……苦しくなるというか……なんか嫌な感じがするのです｣
｢へぇ｣
｢だから笑顔でいた方が楽になれるので、そうしてるのですがそれがおかしいということですか？｣
｢それだよ、自覚あんじゃん｣
｢貴族はみんなしてるじゃないですか
まぬん様もそれでいて美しかったので、私はそういう令嬢になりたいのです｣
｢───まぬん？｣
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パール(プロフ) - 魔灯さん» はい、わてもです。 (2021年10月17日 10時) (
レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ふみさん» ひぃぇ〜。未来人間になってしまった……。ありがとうございます、治しておきます！ (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - わらわらびもちさん» 毎日更新途切れないように頑張ります(泣) (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - めろんぱんさん» こんな、川から落っこちる予定ではなかったのに、寄り道してしまいました笑楽しんでもらえてるなら、道草も意味ありましたね！ありがとうございます (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - そらるさんが好きすぎて死にそう////// (2021年10月17日 9時) (レス) @page28 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
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