過 保 護 の パパ 7【まふまふ】

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｢パパお願いがあるの……。
パパ話があるんだけど……ど？｣





家で1人ブツブツとセリフを考えていた


私が取るべき行動は決まったもののどうやって切り出していいのか分からない


そもそも、あんなに嫌がった建前自分から言い出しづらい





それにパパはおっけーしてくれるのだろうか

理由はなんて言うのが正解なの？
正直にパパのことが好きだからなんて言うのはあとの展開が読めなくて怖すぎるので論外


じゃなにか理由をでっち上げなくちゃならないけど………うーん。




自立したいから……とか？




パパが素直に頷いてくれる気がしない……





｢ただいまー｣





パパが帰ってきたようで、時間を見るとかなり経っていたようだ

もう夕飯は作り終えていたからいいけど、宿題もやらないままずっと考え込んでいたらしい



本当に恋する乙女ってめんどくさいっ！





｢ただいまー？｣


｢おかえり、パパ！｣





リビングに入ってきたパパの方に寄る

マフラーを外すと見える真っ白な鎖骨が眩しい……




｢ご飯できてるよ！｣


｢なんかいい事あった？｣


｢別にないけど｣


｢なんか不自然……｣


｢気のせいだよ、多分｣





バッチリ的をいていて、いや。いい事ではないから外しているのだけど

何かあるのは間違ってない



いよいよ私は普通に取り繕うのさえ出来なくなったらしい

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