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湯上りでまだ濡れている髪を後ろでくくって机に向かっている
適当に今日の授業のノートをめくりながら、アイスを頬張った
湯上りのアイスは格別だ
ほのかな桜の風味といい感じの酸味
明日はどんな1日かな
どんな楽しみがあるのかな
｢おい、入っていいか｣
｢どうぞ｣
ドアの向こう側から焦凍の声
この時間に珍しい
いつもこの時間は庭でトレーニングをしているはずだ
ドアの方に視線を向けると、案の定焦凍が顔を覗かせた
焦凍も湯上りらしく頭にはタオルがかかっている
｢なに？珍しいね｣
｢そうか？お前が髪を結んでることの方が珍しい｣
｢そう？｣
焦凍はドアの前からこちらに近づかず、立ったままだ
いつも中に入って座りなよと言ってもいやいいの一点張りであるのでもう勧めるのを止めた
｢それで？｣
｢今日の戦闘訓練、俺の敗因が知りたい｣
あの天然とプライドで作られている焦凍が私にそんなことを聞いてくるなんて、もう今後一度も起こらないであろうビックイベントだ
｢色々考えたんだが、決定的なものが見つからない
どれも勝つ確率がほんの少し上がるだけで、負ける確率が減らないんだ｣
なるほど。それが気になって訓練に集中出来ないと
どうしてそんなことを私に聞くのか
だって答えは誰にだって分かってるではないか
炎を使わないこと。
それは焦凍のスペックを大きく下げている
頑なに使わないその無駄な行動の意味が分からない
先生の言葉を借りるならば、『不合理』である
｢視野が狭いんだよ。もし自分の作戦がダメだった時のことを考えない
これが最善だと決めつけて、他のことを確固する｣
｢Aはそうじゃないのかよ｣
｢違う。私はあの作戦が通じなかった時の想定もしていた｣
苦虫を噛み潰したような顔をして、私の双子は何も言わず部屋をあとにする
別に強く言ったつもりは無いけど、どうやら不機嫌になってしまったらしい
もといい、私は焦凍に嫌われている身分なんだからそれが悪化しただけの事であるのでなんの問題もない
お母さんは焦凍に炎を使って欲しくないと思っているのだろうか
だとしたら、私に対してはどう思っているのだろうか
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パール(プロフ) - 轟沙季さん» 今のところ決まってません。推しは轟くんですが、多分爆豪くんになるかと (2020年4月15日 16時) (
レス) id: 432a657fc6 (このIDを非表示/違反報告)
轟沙季 - 落ちは誰ですか？ (2019年6月21日 22時) (レス) id: 558a8f9c64 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 夏目くん嫁にほしいさん» 遅くなってすみません！ありがとうございます(TT)ちょこちょこ頑張っていきます！ (2018年8月28日 11時) (レス) id: 2f353b1bdb (このIDを非表示/違反報告)
夏目くん嫁にほしい - すごく面白いです！ これからも更新、頑張ってください！！応援してます！ (2018年6月9日 11時) (レス) id: 5752022a03 (このIDを非表示/違反報告)
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