個性を持った柱でもいいですか…？【鬼滅の刃】×【ヒロアカ】

◆思い出せない◆ ページ20

？「あははっ！！

　大丈夫〜。Aは鬼なんかじゃないですよお〜」

　にこっ、と優しく笑いかける女のひと。
　その笑顔は、見覚えがあった。


　でも、誰だっけ。
　思い出せない。


？「あなたの個性は、神様が授けて下さった特別なもの。

　Aのことをいじめる人達は、みんな、その個性を羨ましがってるだけ」


　ああ、頭が痛い。
　思い出せない。なんで。なんで？


？「あははっ！！

　そうよ〜、Aはその方がいいわ〜」


　誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ？



　彼女は、誰だ…？

　



　

・





　

　

・


　


　

？「…い、おい、A。起きろ」

『……！？』

冨「A、大丈夫か？」

『冨岡さん、私…


ｯて痛！？あたま痛ｯ！！』

冨「大丈夫なようだな」


　え、どこが！？どこが大丈夫そうなの！？
　ていうか、頭痛いｯ！！

　

冨「…歩けるか」

『…はい』


　どうやら、アイツと戦ったあと何らかの理由で気絶してしまったらしい。

　ま、理由なんて覚えてないけど。


冨「今回の鬼は、上弦並みの強さだったらしいな。

　よく倒したな、A」

『…え』


　ああ、そうか。倒しちゃったんだ。

　…あの記憶は、一体何だったんだろう。
　あのひとは一体、誰だったんだろう。
　あの見覚えのある笑顔。なんで思い出せないんだろう。

　

冨「A、本当に大丈夫か。

　先程からずっとぼうっ、としているな。どこか悪くしたのかもしれない。

　一度、蝶屋敷で見てもらった方がいい」

『…あ、はい。そうですね』ﾆｺ

冨「…//」



　うう…頭が、痛い…。

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