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樹 side
リアルタイムに投稿したもんだから
俺のLINEは鳴り止まないわけで。
しまった、もうちょっと後で載せれば…
なんで気づいた時には遅くて。
北人ちょっと!!何家にA連れ込んじゃってんの?!何してんの?!ねえ!!
慎今から樹さん家行っていいですか。
壱馬今、A家におるん?他のやつは?
樹「 げ… 」
「 え、何？」
メンバーからくる質問の嵐
皆、Aの事が好きすぎて俺と二人にさせんのそんなに心配なんだな、笑
ウチの姫は誰からも愛されるとは自負してるけど…
ちょっと、愛されすぎじゃね？
おまけに
大樹ちょっと樹。どういうこと?!今家にAちゃん来てんの?!
寛太俺もAちゃんと戯れたいな!
他の先輩や、劇団の寛太までAにメロメロで。
本当どうしてくれんだよ、これ
しかもガンさんまでコメント来てたし…
あぁ、もう。
樹「 …… チッ 」
「 えっ、何怖い…そんなに私にマースとられるのヤだったの？！」
樹「 違うって(笑)」
「 だって今舌打ちしたぁ(泣)」
いや、そりゃしたくもなるでしょ？
THE RAMPAGEメンバーだけでも俺以外に15人居るのに、さらに先輩後輩まで虜にするとか
本当その魔性の力どうにかして欲しい
マースだって惚れ込むくらいなんだから
「 あ、北ちゃんからLINEきた 」
樹「 なんて？」
「 今から樹の家行っていい…ってこれ、私に聞く？」
樹「 ちょ、貸して！俺だと相手にされないからってAに送ったな… 」
俺はAからスマホを奪って、北人さんに
A樹と二人がいいからダメです
って返信した。
それを見たAは必死に背伸びをして俺の手からスマホを奪い返そうとする
「 ちょ、勝手に送んないでよ！」
樹「 いーじゃん。だってほら、」
どさくさに紛れて、手を伸ばすAの手首を握って腰を抱き寄せた
すると彼女は驚いた様に 目をまるくして頬を染めた
樹「 せっかくマース、独り占めできるじゃん 」
「 … そ、うだけどっ 」
樹「 俺にもたまにはA独り占めしたい 」
「 何、それ… 」
少しの間だけ、甘い雰囲気
俺だっていつも見てるばっかじゃない
少しくらい俺のこと
" オトコ " として意識してくれた？
「 もう、ばか 」
他の奴に見せない顔を見せてよ
.
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作者名：桃缶
| 作成日時：2020年4月14日 0時
