175話 ページ31
烏養side
『俺に時間をください』
遅れてきた篠宮と縁下
縁下の顔は暗く、篠宮を見た3年はハッと息を飲んだ。
遅れてきた理由を先生と問う。
篠宮は縁下に先に着替えてろ、と促した。
『……一部の人にバレました。…みんなに言おうと思います』
烏養&武田「「……！」」
どうやら昔のライバルに話していたのを3年男子と縁下に聞かれたらしい。
道理で
武田「……そうですか、篠宮くんとしては不本意かも知れませんが…」
『いつまでも隠せるもんじゃないですし。それに……一応…命、かかってるし』
駐車場でうずくまっている篠宮を見つけた合宿のある夜のことを思い出した____________
.
.
.
烏養「し、篠宮…！？」
『ｾﾞｪｪｪ……ｯ…ﾋｭｯ……ｾﾞｪｪｪ………ﾋｭｰｯ……ｶﾊｯ…!』
烏養「お、おい大丈夫か、しっかりしろ！！」
『ゲェッホゲッホゲッホ………ﾋｭｰｯ……クッ……ハァ、こ、こー…ち……！』
烏養「喋んなバカ！今救急車呼ぶから少し待っ」
『おさ、まる、から…ッ…！やめ、て…！くる、ま、ゲッホゲッホ…ッ………いれ、て…………ッ…』
激しい咳と全身が波打つような呼吸を繰り返す篠宮
本人が救急車を呼ぶな、とはいえこんなにも苦しそうな部員を放っておくほどオレも馬鹿じゃない。
すると、
ｼｭｰｯ
『…ハァ、ハァ…ッ…！ゲホッ……ﾋｭｰｯ……ハァハァ……』
烏養「！」
篠宮は車に身体をもたれかけ、地面に転がっていた小さなプラスチックのものを口元に持ってきた。
それが何なのかはわかる。
烏養「…きゅ…吸入器……！！？」
『ハァ…………ぜん、ぶっ、なかで、はな…す、から、いれ…て………』
ポケットから車の鍵を出し、彼を抱き上げて車に入れてやった。
水分補給をさせつつ20分ほどすると、篠宮の身体は落ち着き、
『………少し、長くなります』
手を小刻みに震わせながら2年前に発症した病気についてゆっくりと話し始めた。
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ニノ - マジ神ですね！一瞬ではまりました！リクエスト良いですか！？ (2021年3月3日 23時) (
レス) id: 2da73a2d31 (このIDを非表示/違反報告)
焔蘭 - 初めまして!!!!めっちゃ面白いですね！私にもそんな文才を分けて欲しいです笑頑張ってください！ (2019年3月6日 11時) (レス) id: 11e9f49b77 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶クリーム - 皆様すみません！！ご迷惑お掛けしてます！！私の方も新しくURLを所得してまいりますので…!!!!本当にすみません┏○┓ (2018年1月13日 9時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - あ、いえいえ。そうなんですね。バグですか……。明日には直ってるといいですね。一刻も早く直ってほしい限りですね……！ (2017年9月18日 20時) (レス) id: cc7912d21e (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 美桜さん» 只今作者も確認しましたが作品内のURLだけでなく、HPの方からも見れなくなっています(;_;) 何らかのバグかも知れません、ご指摘ありがとうございます。解決方法探してみます！ (2017年9月18日 20時) (レス) id: ab4af77f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱや
| 作成日時：2017年8月20日 20時
