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2人並んでテレビを見る。お隣さんとこんな仲良くなるなんて思ってなくて。不意に見た藤井くんの横顔はすごく綺麗やった。眺めていれば藤井くんもこっちを見る。目が合って数秒間。藤井くんが口を開いた。
青「Aさん」
『ん？なに？』
青「すき」
『…はい？？』
青「Aさんのことが好き」
誰が？え？藤井くんが？好きって？誰を？神ちゃんじゃなくて私って言った？？急すぎるし、そんな雰囲気でもないから驚いてしまう。
『えっと……？神ちゃんのことが…？』
青「？？神ちゃん？」
『神ちゃんのこと可愛いって言うから、え？』
青「あ。神ちゃんは男やで」
えっ、神ちゃんって男性なの？！そう言われたら女性にしては少し低い声な気がしてくる。って。頭の中はすごいスピードで動いてるのに、言葉を処理するのに時間がかかっていて。
青「それにAさんも俺のことを好きやろ？」
『っえ、と』
青「んふ、その反応は肯定やな。ハグしてもいい？」
返事をする前に藤井くんの香りに包まれる。ぎゅうっと包まれて、藤井くんの胸の音が聞こえてくる。
『藤井くんの心臓バクバク、やね』
青「やってAさんのこと抱きしめてんねんで？Aさんもドキドキしとるやろ？」
うん、って答えようとしたその瞬間、ピピピ！と軽快なタイマー音がなる。あ。ルー入れなあかんわ。藤井くんの腕を抜け出し、キッチンへと向かう。アクを取っていれば、後ろに気配を感じる。
青「…ええ感じやったのに」
『そうなん…？？』
青「おん」
『わっ…？！』
ええ感じとは？と思っていればそのまま優しくバックハグされ、びっくりしてしまう。
『あぶなっ……』
青「ふは、顔真っ赤」
最後まで言葉を紡げなかったのは綺麗な顔が近くにあって、キスされたからで。私はこんなにもバックバクなのに余裕そうな藤井くん。仕舞いにはルー入れましょ、なんて言うてくる。なんだかマイペースなのも藤井くんぽいというか……。
青「あ」
『ん？どうしたん？』
青「炊飯器スイッチ入れ忘れてた……」
『ふふ、急速で炊こか』
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和花(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてました！また、他の作品できましたら読みに来ますね♡ (2023年3月1日 10時) (
レス) @page33 id: a2603959e4 (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - とても面白くてお気に入りになりました！ふわふわ流星くんかわいい！(◍•ᴗ•◍) (2023年2月28日 23時) (レス) @page33 id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(笑) | 作成日時：2023年1月17日 12時
