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カフェに入って映画の感想をテンション上がりながら照史と話す。頷きながら話を聞いてくれて、まだ映画の余韻が残っている。もう一回観にこようかな。そん時ももちろんポップコーンを持って。藤井くんと来ても楽しそうやなあ、でも藤井くんは途中で寝てまうかもな…。


橙「ほんまおもろかったなあ、ご飯食べたら行きたいとこあんねんけど、まだ時間大丈夫?」
『おん、大丈夫やけど?土曜日やし!』
橙「よっしゃ、もう晩御飯にええ時間やし行こか、店予約してあんねん」
『わ、楽しみや、ありがと』


 照史が連れてきてくれたのはオシャレな和食屋さん。ここの魚料理がうまいんよ!なんてプレゼンしてくれている。


『わ、どれにするか迷うな…?』
橙「そんなん全部食うたらええんよ」
『それで全部食べるのは照史だけやろ』


 何にしよう、こういうとき優柔不断で困ってしまう。早く決めないとな、でもホッケも好きやし…しゃけも好きやし鯖もタラも全部美味しそうで。
 迷ってるのをじっと見つめられ、ほんまに早よ決めんとあかんな、なんて。


『ごめん、すぐ決める』
橙「ええよ、ずっと迷ってても」
『ホンマに永遠に迷える、でも決めた、これにする!』
橙「ん、すんませーん」


 店員さんを呼んでくれて、そのまま注文を通してくれる。ホンマに照史は周りを見ているというか、気が使えるというか…。私もこんな風にならなあかんな…。
 話していればあっという間に料理が到着する。誰も美味しそうやし、なにより照史のオススメのお店なのだ。まずいわけがない。定食に加えてお刺身なども頼んでくれている。


『ん〜〜!美味しい!』
橙「やろ!」


 たくさん食べてお腹いっぱいになったところで、さて、行きますかね?と照史に連れられる。…また奢られてしまった…。どうやら照史は車で来てたらしく、そのまま助手席にエスコートしてくれた。
 オシャレな音楽を聴きながら、車に揺られること数10分。外見たらわかるから寝てて!なんて言われて目を瞑っている。目的地が近いらしく、ナビがその旨を伝えてくれる。

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和花(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてました!また、他の作品できましたら読みに来ますね♡ (2023年3月1日 10時) (レス) @page33 id: a2603959e4 (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - とても面白くてお気に入りになりました!ふわふわ流星くんかわいい!(◍•ᴗ•◍) (2023年2月28日 23時) (レス) @page33 id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:(笑) | 作成日時:2023年1月17日 12時

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