strange46 ページ17
「な、何も言ってないわよ!」
藤井「ホンマやな、言いふらしたりしたら、
分かってんねやろうなぁ」
「藤井、アンタ普通じゃないよ!」
藤井「生意気な口利くなや!余裕かましよって…
人の心配してる場合か?」
「それ以上近づかないで、何するか分かんないわよ…」
藤井「ほんならやってみいや!お前の味方なんぞ、誰がするっちゅうねん」
桐山「いい加減にしいやっ」
桐山くんが藤井の肩を掴んで静止に入る
ドゴッ
桐山「ゔっ!」
藤井の石頭が桐山くんの脳天を直撃した
「ちょっと!やめてよ!!」
流石にこれはヤバイ。下手したら警察沙汰?
桐山くんに罪はないのに!
藤井「俺に指図するんじゃねぇ!!
親も 学校も お前も全員黙れ!!」
首根っこを掴まれて駐車場の壁に打ち上げられる。
高い身長のせいで自然と足が地面から浮く
「くるっ…しぃょ!…はなしてっ!…」
手で藤井を払い除けようと闇雲に振り上げる
爪が偶然、藤井の頬を引っかいて
藤井は床に倒れ込んだ。
キキィーッ!!
タイミングがいいのか悪いのか
赤いボロボロのジープが私の顔の真横に止まる
ヨタヨタの手で車づたいに這いつくばり運転席を覗く
「…シゲちゃん?!」
重岡「A!!」
それはピアスをして髪を茶色く染めた幼馴染みの
重岡大毅だった。
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作者名:おふとん | 作成日時:2016年4月3日 4時