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玲於「Aさ〜ん、出てきてよー」

啓司「早く来ないと置いてっちゃうよ」





『やだ。絶対ムリ』





伸之「…Aちゃんってこんな感じでしたっけ?笑」

ケンチ「んー、最近素直だよね」




アハハ、と 花柄のシャツにサングラスという南国スタイルで決めたKENCHIが陽気に笑った。



















pastel days -ver.sky blue-























那覇空港到着ロビー女子トイレ前、芸能人オーラを隠しきれない男が四人 その入り口の周りを囲んでいた。

彼らは決して女子トイレの中を覗こうなんてゆう変態集団ではなくて、お目当てはその中に閉じこもっている一人の女の子。




『私なんも聞いてなかった…!』


啓司「だから飛行機ん中で言われたでしょー もう決まっちゃった仕事なんだから駄々コネんなって」

『断るッ!!』

啓司「…ねえ Aってこんなワガママだった?」

玲於「いや…」




入り口横の壁にもたれ、ポケットに手を入れながらやる気なさそうにAを説得する啓司。
中から聞こえてくるAの悲痛な抗議にため息をついた彼に質問され、こちらも面倒くさそうに首を横に振る玲於。




伸之「…俺 翔さん気になるんで先行ってますね」




伸之はそう言って一足先にそさくさとそこを立ち去った。彼ににとって「先輩が気になる」なんてそんなのは半分建前で、
Aが女子トイレなんてゆうややこしい場所に立て籠もってくれたお陰で 道行く人々が怪訝そうな顔でこちらを見ているし、なんなら一応自分らは芸能人なわけで。

指差しながら遠目で見てくる女の子たちの視線を感じ、 “こんな場面写メられて呟かれでもしたら堪ったもんじゃない”と、一族のお姫様は 彼女をよく知る彼らに任せて自分は早々にトンズラしてしまおうという魂胆であった。




(((逃げたな…)))




そんな見え見えの魂胆に 残された啓司・ケンチ・玲於の3人はそう思い、さらにため息は深くなるばかり。



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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月25日 15時

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