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SS6-2 ページ7

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ほんと頼むから通訳付けて旅してくれよ…と若干理不尽な願望を心の中で呟き、如何したもんかといよいよ困り果てた。

そのとき




A「…○△☆、□◇○〜▽。」

剛典「え?!」




突然、目の前の女性に向かって話しはじめたAにギョッとする剛典。
しかし、女性の方はパッと表情を明るくさせAに向き直ると、




「オー!〜〜▽×○☆ ◇□○?」

A「○○〜☆◇□、☆△○」



「〜〜!、…アリガト!!」

A「いえいえ」

「サヨナラ!」

A「はーい、良い旅を」




女性の問題は早々に解決したらしい。Aと二言三言会話をすると 嬉しそうに片言で挨拶をして大きく手を振って去っていった。





剛典「何語?!」

「スワヒリ語だよ」


剛典「スワヒリ…!なんで喋れんだよそんなの」

「アメリカに居たとき、アパートのルームメイトに教えてもらった」

剛典「あ?お前ルームメイトとか居たの?共同生活?」

「そう」

剛典「なのにそんなコミュ症なの?!」

「大きなお世話。」


剛典「てかなんでアメリカなのにスワヒリ語なんだよ」

「ルームメイトがケニア人だったから」




他にも沢山色んなとこから来てる人居たんだよ。とAが話す内容に剛典は興味津々で。




剛典「他に喋れる言語あんの?」

「ないよ。留学生中心のアパートで色んな国の人が居たけど、私が仲良くなったのはそのケニア人だけ」

剛典「えーうらやま!俺ならアパートに居る人全員の母国語教えてもらうわ」

「むりだよ。私だってスワヒリ語覚えるのに半年以上かかったもん」

剛典「お前で半年なら俺は一ヶ月だろ。教えてよ」

「そんな失礼なこと言う人に教えるわけないじゃん」


剛典「ケチだな!」

「…○☆△。」


剛典「…なんて言ったんだよ。」

「教えない。」

剛典「はあ?!やな感じだぞそれ!」




教えろよとギャンギャン喚く剛典を無視して、Aは再びゲーム画面に視線を落とした。



ーーーーガリ勉犬小僧。



日本語で言ったら間違いなくしばかれる。




SS6 - バイリンガルガール - 了

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作品ジャンル:タレント
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月25日 15時

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