君をさがしてた。〜pastel days〜 …3

a happy new year 1 ページ20

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チャン、チャララ ララララン♪







「新年」


「「「あけましておめでとうございます！」」」





直人「2015年ですね〜」

直己「ですね」



広臣「今年何年だっけ？ELLY？」

ELLY「あれでしょ、執事年」

健二郎「未(ひつじ)な！執事の方が難しいやろ」


「「「www」」」


ELLY「言っときますけど、ボケたんですからね？」




袴姿の三代目男子メンバーが新年早々仲よさげに騒ぐ中、晴れ着姿のAといえば






「じゃあ書き初めするんで準備してもらっていいですか」




早速進行しましょうか。とばかりに床に正座して習字の墨をすり始めた。




直人「うん、ね、Aはもうちょっと前振り大事にしようか。」

「だって早いとこ終わらせて沖縄編戻りたいんですもん」

隆二「果てしなくマイペースじゃない？最近のA」

剛典「つーかお前沖縄編めっちゃ嫌がってたじゃんよ、なんだよ高所恐怖症って」

広臣「お経とかどこで覚えたんだよ」



「もう…沖縄やだ。なんで皆ついてきてくれなかったの、？」


((((あ、なんか可愛いじゃん))))




沖縄での仕打ちを思い出し悲しげな顔をするAに胸きゅんを隠せないメンバー。




健二郎「今からでも追いかけていいですか！」

直人「健二郎は健二郎で仕事あるだろ！いい加減にしろ笑」

広臣「俺は2日目オフなんで行ってもいいってことですよね？」

直己「お前はしっかり身体休めろ」




「ねえ、早く。書き初め」

直人「わかったよ笑」


剛典「いえーい俺習字得意〜」

ELLY「あー岩ちゃん袴に墨付くから！」

健二郎「Aは何書くん？！」

「え、書いてから発表じゃないんですか…？」

直人「そうだよ。だから段取り無視しないでね健二郎」


隆二「『食欲は正義』はナシな。」

「……」

隆二「書こうとしてたのかよ笑」

剛典「今年は違う迷言作ろうよ」


「迷…言…？」




変換違くない？と小説ならではのツッコミを思い浮かべたA。




広臣「A、墨。袖付くから」




隣に正座した広臣が ぼけーっとしているAの晴れ着の袖を上にたくし上げてやる。




「登坂さんのも刷りましょうか？」

広臣「俺はいいよ。墨汁でやるから」


「……(その手があったか。)」




墨汁の存在がすっかり頭から抜けていたAは、墨をする手を止める。



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