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Ep.1 ページ5

緑side



桜が舞う坂道を上りながら、深く息を吸い込む。


春ってポカポカしてて、いっちばん好きやなぁ。


前にも後ろにも、真新しい制服に身を包んだ奴がいっぱい。


んー、なんやろ。
心なしかヤンキー的な人が多い気がするけど…


まぁ、俺には関係あらへん!


坂道を上りきった先に、俺が今日からお世話になる大阪府立西桜高等学校が見えてきた。





『入学式』の看板が立て掛けてある門をくぐると、目の前にはすごい人集り。


その人集りの先には各クラスの名簿が貼り出されとるわけやけど…



あかん、俺のこの身長じゃ自分のクラス確認できひん…

まぁええか。もう少し人がいなくなってから見よ。


って踵を返そうとした時、


「な、自分、背低くて見えへんやろ?代わりに見たろか?」


突然横から降ってきた声。

いや、冗談ちゃうくて、ほんまに声が降ってきてん。


パッと声のした方を見上げると、俺より10cmくらい背の高い、イケメン。


「え、あーっと…、お願いします?」


せっかくの好意を無駄にしたら申し訳ないし、俺も早く教室入りたいし、この際彼にお願いしちゃお。


「名前は?」

「神山、ともひろ、です」


「神山くんなー。かー…、かー…、あった!って、俺とおんなじクラスやん」


「一緒の7組な」って笑ったその顔がほんまにイケメンすぎて、俺一瞬くらってきてもうた。


「お名前、聞いてもええですか?」


「あぁ、藤井、藤井流星。ってか同い年やし敬語やなくてええよ」


「うん、藤井くん、よろしくね」


「なんや、藤井くんって笑
流星でええ。俺も神ちゃんって呼ぶわ」


これが俺の高校生活友達第1号、流星との出会いやった。

*→←*



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作品ジャンル:恋愛
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい!!いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱすた野郎 | 作成日時:2022年5月5日 20時

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