検索窓
今日:72 hit、昨日:17 hit、合計:125,806 hit

ページ22

「神山くん、明日のテスト大丈夫そう?」



「佐藤先生っ!…すみません、もう閉館の時間ですよね」


声をかけられてハッとする。


あかん、今日はしげ来ないから時間すぎとるの気づかんかった。


窓の外はもう日も暮れ始めとる。


「すぐ片しますんで…」


「全然気にしなくていいよ。
……あ、神山くんにひとつ仕事頼んでもいいかな?」


そう言って渡されたのは、数冊の本。


「これ、戻すの一緒に手伝って貰ってもいい?」


先生と一緒に、返却された本を棚に戻していく。


「神山くんは、どうしてうちの学校に来たの?」


2人の空気が気まずくならないように話題を振ってくれる所も、人気の理由の1つなんやろな。


「…先生にこんなこと言ったら怒られると思うんですけど、校則が緩いからって理由だけなんです」


俺の言葉に、クスクスと静かに笑う。


「学生だもんね。自由に憧れるのは当たり前のことだよ」


「俺、ずっとオシャレに興味あって、髪染められる学校探してたらここに行き着いたっていうか……」


「そうなんだ。うん。たしかに今の金髪、すごく似合ってる」



不意に、先生の指が俺の髪を梳く。


ビックリして振り向くと、思ったより近いところに先生の顔があった。


「っ!…ちょっと、近ないです、か?」

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (240 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
643人がお気に入り
設定タグ:メンバー内恋愛 , かみしげ , ジャニーズWEST   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい!!いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱすた野郎 | 作成日時:2022年5月5日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。