#55 ページ21
「仕事はキゲン良く、ですよ〜。」
「機嫌良くだけじゃ仕事になんねーわ。」
「どうせなら、みんな気持ちよく仕事出来る方がいいじゃないですか〜。」
チン。
エレベーターが９階に着いた。
降りて、会議室までの廊下を歩く。
「翔さん、会議室ってこっちなんですか〜？」
「こっちだよ。」
「よく知ってますネ！」
オレは振り返って、一瞬立ち止まって。
肩を竦めて、また歩き出す。
「――――――数ヵ月前まで、ここで仕事してたからな。」
「あ、そっか。」
少し早歩きで横に並んできたAが、顔をこちらに向けて笑った。
「もはや何年も前から上司だったみたいな気分になってた(笑)」
その言葉に、オレの視線がAの方を向く。
Aの顔は既に正面向いてた。
「そっか、忘れてた忘れてた〜。なんか不思議ですねぇ。」
Aは前を向いたまま喋ってる。
「翔さんの馴染み具合がすごくって、もはや上司でない時があったとか信じられない〜。」
「そこまでまだ馴染んでねーわ。」
「いやいや、完全に馴染んでますから〜。時々、翔さんの言葉に大阪弁混じってるくらいに。」
「・・・・・・・。」
あれ、つられるんだよ・・・・その気は全くないのに(困)
そう頭の中で弁解してたら
「すっごいエセ大阪弁ですけどね〜。」
「おまえ・・・・・ホント一言多いな(怒)」
「でも意外と可愛いですよ〜？翔さんのエセ大阪弁。」
なんだそれ(怒)
「うるせぇ、エセとか言うな(怒)・・・あ、会議室、ここ。」
会議室のドアは開け放たれていた。
覗くと、ここの担当責任者のオカダさんを含め数人はもう着席していた。
「おぅ、櫻井。久しぶり。」
「オカダさん、ご無沙汰してます。」
「前泊？」
「いえ、新幹線でさっきこっちに。」
「それはお疲れサマ。で、こちらが・・・」
「Aです。宜しくお願い致します〜。」
「オカダです。よろしく。じゃ、そっちの席にどうぞ。」
言われたところに着席し、鞄から資料やPCを出して準備に取り掛かった。
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羊羽(プロフ) - 繋都さん» 強く出てくるくせに実際は振り回されてるの、ﾂﾎﾞだよね。しかも本人ももうそこんとこ観念してんの（笑）Sさん、めっちゃこういう説教しそうだなーっていう妄想です。 (2020年4月17日 8時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
繋都(プロフ) - 帝王なのにどこか振り回されてる翔ちゃんが好きです笑笑知らないうちに俺の方が振り回されてんな…的な。主人公が目をそらさなかったところ、絶対にそらしちゃうタイプだ、私。でも、翔ちゃんの考えることに深く理解。 (2020年4月16日 21時) (レス) id: 4143e4b1c4 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - のりさん» ｴﾚﾅ登場が喜ばれてる…笑 予想外にのりさんに気に入られてるｴﾚﾅさん。確かに他の思惑に左右されない美人って清々しいかも。♪夢でいいから、あの声で甘い歌歌ってんのは確信犯ですよね。ｽﾞﾙｲﾔﾂ！ (2020年4月14日 15時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - ｴﾚﾅちゃんｷﾀ！(ﾟ∀ﾟ)間違いなく身近にいないﾀｲﾌﾟだけどwwいいよ〜♪清々しいよ〜♪おっと…暴君出ますか…楽しみ♪今回投票したSさんソロは夢でいいから。これ聴くと声のせいなのか？鼻血出そうな程甘やかされてる気分になるので(//∇//) (2020年4月13日 15時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - はるさん» 楽しんでいただけてるようでよかった♪いま愛を〜、いいですよね！！！（鼻息）ラップ×メロディ（比率半々で）って私の中の「THE嵐」的楽曲なんですよね〜。しかもまだ学生に毛が生えた程度の若い彼らにあの空気感の歌詞。大好き。はるさん仲間〜(嬉） (2020年4月13日 14時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2020年1月28日 16時
