Summer Splash！ *5 ページ11
先に部屋に着いて待ってると、数分後にドアをノックする音がした。
開けてやると、Aがものすごい緊張した顔で部屋に突進するように入ってきた。
「どーした、その顔！(爆)」
あまりの形相に吹き出す。
「〜〜〜ッ！だって！！！」
その顔のままドアの方振り返って、何かを確認した後こっち向いて
「だって、このホテルに宿泊じゃないって言ってたのに、日本人結構いるし！！もしかしたら関係者じゃないかって思って、バレないようにって・・・バレて一番困るの、翔くんでしょーが！！！」
ものすごい勢いでまくし立てる。
必死になってるのがすっげ新鮮で(笑)、それが何か可愛くて思わず抱きしめた。
腕の中に閉じ込めると、鼓動が異常に早いのが感じとれる。
そんな緊張しながら来たんだ。
「・・・・・ごめんごめん。そうだよな。迎えにもいってやれなかったし。ごめんな。」
髪に顎を埋める。
いつもと違う、太陽の匂いがする。
腕の中で、少しずつ心拍数が落ち着いて行くのが分かる。
「・・・・・・友達は？」
「買い物に行った。」
「・・・・・・ホント、ごめん。」
まあまあな無茶ぶりしたことに、今更ながら気付いた。
オレがバレるのも大問題だけど、Aだって・・・・大問題じゃん。
「・・・・・・黙ってようと思ってたのになぁ。」
顔を上げて、オレを見る。
「『会わない？』って言ってくれたことも、ホントに会えることも嬉しかったから、」
イタズラを打ち明けるような顔。
「実は全然平気。」
Aは笑う。
ダメだ。我慢できねー(苦笑)
いつもはひんやりしてるAの肌が、この地のせいか微熱のような温もりを帯びている。
日本では部屋中のカーテン締め切ってるけど、オーシャンビューの高層のこの部屋ならカーテンを開け放っても、見えるのはひたすら海と空だけ。
白い雲が見守るような表情で浮かんでいる。
時間の流れが、変わった。
肌を合わせて。
一つになって。
一瞬時間が止まった後、寄せて返す波のようにまた二人の秒針が動き始める。
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羊羽(プロフ) - のりさん» 各々の脳内で素敵な展開をしてもらおうと…（超言い訳）え、なになに！どーなったの？！Sさんと彼女、どうなったの？！（笑） (2019年12月12日 13時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - 丸投げされたww TVで憧れてるだけだったのが彼のご学友通して知り合っちゃって？でも実は彼は…けど彼は…それでも彼は…なのに彼は… ｷﾞｬｰｰｰ！( ；∀；)彼女知らないのよ！ すみません、取り乱しました。ありきたりな妄想です☆ (2019年12月11日 20時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - ebi信号さん» 架空の世界がリアルの世界とたまに交点持つとビビります（笑）妄想が過ぎる、ってこと…？ (2019年11月25日 22時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2019年11月7日 9時
