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がくりと足元が揺れた気がした。ふわりと意識が飛んだ。
『っつぅ！』
慌てて頭を振って意識を戻した。
が、
os「危ないめう〜」
すとんと足の力が抜けた。けれど、おしりが地べたに着くことはなく、着く前にすっとオスマン様に腰を支えられた。
『あ、ありがとうございます…』
オスマン様に支えられた事を皮切りに意識がきちんと戻ってきた。良かった、危なかった。
意識が戻ると共に色々な感覚が戻ってきた。聴覚も視覚も正常に機能していて、久々に拾った光は眩しかった。
『そ、それじゃあ失礼します』
いたたまれなくなって誰の顔も見ずに食堂を出た。
『そう言えば、結局お風呂の場所も分からないし、食堂と部屋を繋ぐ道もあやふやなんだよなぁ』
ふわっとそんなことを思ったが、自分から出てきた身だ。今更戻るのも何だか気まずいだろうし。あーあ、早めに地図でも貰えば良かったなぁ。
ぼうっと考えているだけではあれなので、とりあえず足を動かす。ふと見えた外はもう真っ暗で、あの宴会は大分時間をかけて行われたものなんだと知った。
にしても、なぜ。ゾム様は私が女だと言うことを忘れていたのか？今日言ったばかりなのに。
まあ、今更考えても遅いか。
『あっ！』
視線の先に見えたのは灰色の扉。その隣には黄緑色に塗られた扉もある。思わず大きな声を出してしまったことに反省しながら、周りを見渡すと幸運なことに誰も居なくてほっとため息がでた。自分だけの力で自分の部屋まで行けたことに安堵しつつ、早く部屋に帰ろうと足が速まる。あんな事があったばかりに推しと鉢合わせだなんて今は絶対にしたくない。
その思いだけで一所懸命に足を動かした。
自分の帰巣本能に感心する。先程よりは見慣れた景色に、ゆっくりと眠気が襲ってきた。その眠気はなんだか穏やかな波のように寄せては遠のき、また寄せては遠のいてふわりふわりと意識をベッドへ運んで行った。
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ノレム - え、さ、最高ですね!?こんな事現実にあったら嬉しい....って思いますわ😭頑張ってください！応援してます😊 (2022年3月19日 18時) (
レス) id: 041a7bb755 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ハクさん» いえいえ(*´∀｀*)ですよね笑こちらこそよろしくお願いします(？) (2021年4月11日 21時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！siさんが居る小説は少ないですよね…まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします！ (2021年4月11日 18時) (レス) id: dcd2826455 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ヤバいヤバいしんぺい神さんおる好きィィィ！！！() (2021年4月11日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - あこさん» 一応、身長を元にした平均体重から、極端に減らしました…自分のリアルの友達にガリガリの奴が居たんで、その人を参考にさせてもらいました。あ、これ、こんなになった理由も過去に関係してるんで、多分、いつか明かされると思います！！ (2021年2月7日 13時) (レス) id: f1f7e72289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年10月18日 17時
