【wrwrd】目の前に推しがいるんだけど！？【d!】【軍パロ】

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tn「え、いや、え？何言ってるん？頭、大丈夫か？」


『失礼ですね、トントン様。しんぺい神様と同じ事を聞かないで下さい。ご安心を。僕の頭は至って正常です。頭のネジもきっちりと絞まってますし』


真顔で即答する。
空気が緩んだのを感じた。自分の中で張り詰めていた緊張の糸が少し緩まる。けれど、ここで気を緩めてはいけない。集中しなければ。


gr「くくっ、あはははは。面白い！非公開にしている俺らの所属部隊を知ってる上に、ゾムの気配も察知し、嘘を吐いてるのに、死んでもいいと言う！」


ああ。この人は本当に恐ろしい。
笑っているくせに目は酷く冷たい。まるで逃がさないと言われているようだ。


『えー、所属部隊知ってたのはたまたま言ったのが当たっただけですし、ゾム様の気配は察知できてませんでしたよ？現に組み伏せられてますし。嘘を吐いてるなんてとんでもない。ナイフを当てられてる状態で嘘を吐ける人なんていないですよ。死んでもいいのは否定しません。僕の本心なので。では、どうぞ我らが総統閣下、ご反論を』


有り得るはずがないことだった総統閣下との論争を出来るだなんて。胸の鼓動が速くなるのを感じる。どくどくと心臓が波打ち脳に酸素を送る。
きっと僕は全てにおいて彼に劣るとは思うが、ここを負ければ僕に後はない。
たくさんの視線が刺さる。その視線に興奮を覚えたのはいつからだろうか。

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