story♪106 ページ8
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「廉、もうちょっと静かに入ってこれないの？
七瀬ちゃん、びっくりしてる」
廉「はあ〜？
静かにってなんやねん。おまえもいつも騒がしいやろ」
紫「はいはい、痴話喧嘩はじめな〜い、
ほんとに七瀬ちゃん、口ポカンて開けたまま動かへんやん」
七「･･･永瀬、さん」
廉「ん？俺の名前知ってるん？
てか、Aから聞いたんか！」
ふわっと笑うその笑顔は
誰をも魅了するような爽やかな笑顔で
ああ、これがAちゃんが好きになった人なんだってのと同時に
Aちゃんを世界で1番愛してる人なんだって、
心のどこかで理屈とか抜きに、
納得してしまった。
「七瀬ちゃんと廉、知り合いだったんだね。
だから七瀬ちゃんも廉のこと知ってたのか。
七瀬ちゃん、紹介するね？
こっちが私を迎えに来た永瀬廉くん」
廉「迎えに･･･？
ていうか、もっと他にあるやろ紹介の仕方。
私の旦那のって言え」
「だってまだ旦那じゃないもん」
廉「数ヶ月後にはなっとるやろ！
それに･･･永瀬Aになるんやろ？」
その永瀬さんの言葉に頬をかぁっと赤く染めたAちゃんは
きっと今この瞬間、世界の誰よりも可愛い。
紫「ふふ、ほんまやになるなぁ？
これ、高校の時からこんな惚気感出されるんよ？(笑)
七瀬ちゃん、あっち行こ。お菓子あるから」
「･･･はい」
くふふと笑った紫耀さんは私においでおいでをする。
2人にしてあげようって、紫耀さんなりの気遣いなんだろうな。
そういえば紫耀さんは辛くないのかな。
でも、なにか吹っ切れたような嬉しそうな感じもする。
それにまさか二人の日記を読みました、なんて言えないから大丈夫ですか？とも言えないし。
Aちゃんの結婚相手は紫耀さんだと勝手に思って
めちゃくちゃ勘違いしてしまってた自分が
今考えるとだいぶ恥ずかしいけれど
廉「ほっぺ真っ赤やで」
「るっさい！いちいち言うなー！」
廉「ほんまおまえ高校の時から変わらんな、そういうとこ」
遠くから見る、永瀬さんとAちゃんは誰よりも幸せそうだから
まあ、結果オーライかな。
二人の微笑ましい姿に
気づけば、また涙が出ちゃいそうだった。
･･･私、こんな涙脆かったっけなぁ。
2人がいつまでも幸せでありますように。
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みか(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に本当に素敵なお話での心がとっても温かくなりました！！この作品に巡り会えて幸せです！ (2018年5月26日 2時) (
レス) id: fdf3300bcd (このIDを非表示/違反報告)
かなみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当にステキな話で、すごく感動しました！こんなにステキな話をありがとうございました！ (2018年5月26日 0時) (レス) id: 03cd8e4ec7 (このIDを非表示/違反報告)
さあさ(プロフ) - 完結おめでとうございます！感動して泣いてしまいました！花屋さんのところすごく好きです！次回も楽しみにしてます！ (2018年5月25日 18時) (レス) id: 24ef9cc1f3 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！とても感動した泣いてしまいました！廉くんと結婚できるという、ハッピーエンドを迎えれてよかったです！次回も楽しみにしています！ (2018年5月25日 6時) (レス) id: e2b0b0d414 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - あぁ〜！完結おめでとうございます！恋の唄を読んで何度も泣きました…。特に最後の花屋でのエピソードが1番好きです！次回作も楽しみにしてます！ (2018年5月25日 5時) (レス) id: a02aaba9e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく
| 作成日時：2018年5月17日 9時
