再会 ページ10
カランッ___
お店の扉が開き鈴が鳴る。
『いらっしゃいませ。何名様ですか?』
席へ案内するためにお客様の元へ行く。
「姉さん?___」
『敦くん?___』
愛しの弟に再会しました。
え。嘘でしょ____?
『敦くんっ!』
私は思いっきり敦くんに抱きついた。
敦「うわぁっ!?」
いきなりの事で対応できず後ろに倒れる。
筈だったが、敦くんの後ろに居た人が支えてくれ私達が倒れることは無かった。
『だ、太宰さんいらっしゃい。』
太宰「Aちゃん。こんにちは。」
乱歩「僕の勝ちだねA。」
乱歩さんは太宰さんの後ろからヒョコりと出てきて舐めていた棒付きの飴を私に突き出した。
敦「勝ち___? 其れより何で姉さんが此処に? それ以前に太宰さんと姉さんが知り合い? 乱歩さんも___」
何も判らず頭を抱え込む敦くん。
『私は此処で働いているんだよ! この人達は此処の常連さんだから仲が良いの。』
敦くんこそ知り合いなの? と聞くと今日、武装探偵社に入社したと云う。
因みに武装探偵社と云うのは太宰さんや乱歩さん達が働いている職場です。
乱歩「まぁAが此処で働くのはさっき迄。今からは探偵だ! 」
『へ!? 今からですか?』
幾ら何でも今からは無理じゃ___
『奥さんっ! 流石に今からは無理ですよね。』
奥さん「大丈夫よ!」
ぐっと親指を立てる奥さん。
否、助けて下さい奥さん。
私に探偵なんて出来ません。
敦「姉さんも武装探偵社に入るって事ですか?」
太宰「うんそうだよ。」
え。そーなの??
初めて知ったんだけども??
その後、何だかんだで結局私は探偵にはならずに「うずまき」で働く事にしました。
乱歩さんに土下座しながら茶菓子を出したら許しを得ました←
敦「今から太宰さん達と僕の家具を買いに行くけど姉さんも来ませんか?」
てか来てください。と云われた。
まぁ昼休みの間なら良いか。
『判った。』
敦「本当に!?」
嬉しそうに微笑みながら私を抱き締めた。
よしよし。と敦くんの頭を撫でると少し私を抱き締める力が強くなったような気がした。
乱歩「じゃあ僕今から名探偵の仕事あるから。」
と云って乱歩さんは店を出ていった。
太宰「はいはーい。皆外で待ってるから私達も出るよ。」
太宰さんに背中を押されながら外に出る。
こうして私達は家具屋へと向かった
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あやねっち - 立原の彼女っていう設定でびっくりです更新楽しみです。無理しないで下さいね (2020年4月12日 18時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - SANASA.さん» ありがとうございます! (2019年12月6日 22時) (レス) id: 0badc6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
SANASA. - 面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年12月6日 16時) (レス) id: 1d56757537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤井林檎 | 作成日時:2019年12月5日 20時