暗殺少女 ページ16
先程のアナウンスは梶井さん。
ポートマフィアの構成員。
何回か一緒に呑みに行ったことがある。
異能力は爆弾系だったっけ？
本人には効かなかった筈。
あんまり覚えてないや←
私、あの人に興味なんて1�个睫気�ったかね！！
でもこれは非常に不味い状態なのかも知れない……
もしあの人が爆弾を発動させようものなら絶対に誰も助からないだろう。
私の異能力では誰一人も守れない。
……
……
慥か先頭と最後尾に爆弾を仕掛けたんだよね？
私も爆弾解除しに行けば良いじゃん！←
先頭には梶井さんが居るんだよね？
じゃあ敦くんの居る最後尾に行こう！
私は爆弾が爆発しても少しでも乗客が軽傷で済むように異能力で車両を厚く包んだ。
多分此れでコンクリート位には固くなったかな？
試しに思いっきり叩いてみると全身が痺れた。
痛いね。
てか早く行かないと。
私は急いで敦くんの居る最後尾に進んだ。
『次が最後尾。』
正直、あの中心車両に居たのが全員かと思っていたが此処にも多くの乗客が居た。
「あれヤバイんじゃ＿＿」
「誰か助けてあげないと＿＿」
数人の乗客が心配そうに最後尾の車両を覗き込んでいた。
『すみません通して下さい。』
乗客を退けて最後尾に入ると、
血塗れになりながらも何やら小さな女の子と闘っている敦くんの姿があった。
『敦っっ！』
＿＿＿＿＿＿＿
敦side
芥川の声が聞こえる。
「貴様は生きているだけで周囲の人間を損なうのだ」
院長先生の声が聞こえる。
「貴様は何故生きている？」
「周囲に迷惑と不幸を振りまき何一つ成し遂げぬ者が」
僕は……
「誰も救わぬ者に生きる価値などない」
……
『敦っっ！』
急に聞こえた姉さんの声。
後ろを向くと心配そうに僕を見つめる姉さんや乗客の姿が見えた。
姉さんを見ると安心する。
その時唐突にある発想が浮かんだ。
莫迦げた発想だ。
でも頭から離れない。
もし万が一僕が乗客を＿＿姉さんを＿＿＿
彼らを無事家まで帰せたなら＿＿
そうしたら僕は
生きていても良いって事にならないだろうか？
「来ないで」
女の子が云った。
でも
敦「ごめん もう無理だ」
僕は女の子に向かって行った。
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あやねっち - 立原の彼女っていう設定でびっくりです更新楽しみです。無理しないで下さいね (2020年4月12日 18時) (
レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - SANASA.さん» ありがとうございます！ (2019年12月6日 22時) (レス) id: 0badc6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
SANASA. - 面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年12月6日 16時) (レス) id: 1d56757537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤井林檎 | 作成日時：2019年12月5日 20時
