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「…風見か」
『降谷さん!』
ーーー風見の慌てた声が耳に響いた。
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ベルモットに連れられて港の倉庫に縛られたが、
なんとかジンたちから逃れられた。
きっと照明を落としたのは赤井に違いないが…
おかげで今後のヤツらの動きも把握することができた。
降谷は公衆電話から風見に電話をかけると
ちょうどキュラソーを観覧車に移送しているところだと言う。
自分の読みが正しければ、観覧車のあのカラーを見た瞬間に…。
『それより降谷さん、あの子、さっき病院にいましたよ』
「…ああ、そうか」
あの人、とはもちろんAのことである。
風見だけは、『安室の彼女』として知っている。
きっと『協力者』だと思っているに違いないが。
「それで、彼女は…どうした?」
『その後子供たちと帰ったと思われます。それより降谷さん、早く合流しましょう』
「いや、組織の目がどこで光っているかわからない。俺はこのまま行く」
風見の声を振り切るように電話を切る。
海を挟んで目の前には大きく光る観覧車が見えた。
きっと、今日、Aと乗ったであろう観覧車。
もしかしたらもうAとはここに来れないんだろう、なんてことが頭を過ぎったーーー
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます!訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ? (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANA | 作成日時:2018年4月28日 16時