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バタンと、扉がしまった瞬間。
「あの二人本当に可愛いね」
ニヤニヤとした表情を隠しもせず、俺に同意を求めてくるリョウヘイは、ここ数年で益々タツヤに似てきた気がする。茶せんでも持たせたら少しは落ち着くのだろうか。
「ダイスケのこと好きだからってあんまり茶化してやるなよ。あれ以上拗らせたらめんどい。」
ショウタは心底うんざりした顔でリョウヘイに釘をさしたが、恐らく効き目は無いに等しいだろう。何せ暇であることを心から嫌い、それくらいなら勉強すると言う好奇心と知識欲の塊のリョウヘイだ。俺はダイスケ以上のトラブルメーカーはこいつだと常に俺は思っている。
「リョウタ、俺にも珈琲ください。」
にこにことこちらに寄ってきたリョウヘイに、珈琲をいれたカップを２つ渡す。
「はい、どうぞ。」
「…ありがとう」
一言文句を言われるかと思っていたが、素直に受けとるとそのままチェス盤を片付け終えたタツヤの元へ戻る。
「タツヤ…リョウタから。」
先ほどまでのにこにこはどこへ？となるほどぶっきらぼうにタツヤに押し付けているが、耳は後ろから見れば可愛いくらいに真っ赤。
「俺の分も持ってきてくれたんだ？ありがとな、リョウヘイ。リョウタもサンキュー。」
リョウヘイにまず礼を言う辺り、リョウヘイと俺の考えなんて密かにお見通しのタツヤらしい。おちゃらけていて、リョウヘイやヒカルからもよく怒られているタツヤだが、俺たちのことを一番よく見ているのはやはりあいつだ。
(ショウタのことは、俺の方がよく分かってるから…なんて、しょうがない嫉妬を俺がしてるなんてこいつは分かってんのかな…。)
再び夢の世界へ旅立った幼馴染みに、着ていたブレザーをかけてやりつつ、らしくないことを考えたのは、今日があまりにも平和すぎるせいだろうか。
ヒカルたちが、俺が片付けた以上のお菓子をもらったと言いつつ持ち帰ってきて、折角だから全部食べちゃえ。と悪ノリしたタツヤに全員で乗っかって盛大な菓子パを開催することになるまであと数分…。
「ただいまー！！プリンなんか冷蔵庫じゃなくて冷凍庫にはいってた！！」
「本当にダイスケはバカなんだから。ま、あってよかったね。」
「ヒカル、俺こんなにお菓子ストックしてなかったはずだけど？」
「いや、なんか戻ってくる途中で色んな人がくれたんだよ…」
「すげぇー！もうこれ菓子パして消費しないと食べきれないんじゃね？」
「グミもあるじゃん！やろうぜ、菓子パ！」
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比呂(プロフ) - 初めてコメントいたします！ゆりこじが大好きなのでこの小説を見つけたときはすごく嬉しかったです！一気に読みました！�兇眛匹澆泙靴拭�これからも楽しみにしております！ (2021年5月20日 22時) (
レス) id: a496cb4725 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - ゆ〜さん» ゆ〜様 コメントありがとうございます。少しずつお話のテンポあげていきますので、楽しみにしていていただけると嬉しいです。 (2020年2月19日 0時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - 有閑倶楽部もスノも好きなのでこの作品に出会えて感動してます！笑 続き楽しみにしてます！！ (2020年2月18日 2時) (レス) id: 59480d1b07 (このIDを非表示/違反報告)
ろこ(プロフ) - 、さん» ご指摘下さりありがとうございます。確認が甘く不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。 (2020年2月18日 1時) (レス) id: c2ca1181c3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外て下さい。違反ですよ (2020年2月17日 16時) (レス) id: 5d9d69443a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2020年2月13日 21時
