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リップを塗り直してジフンはAに確認をとった。AはOKサインを出してソファを挟んで背にいたジフンを横に呼んだ。やはりAクオリティ。警戒を解いた相手への距離感が近い。
「5限なんだっけ」
「第2言語。今日珍しく全部出てたな」
「単位調節中。」
「お前なに選択してたっけ」
「ドイツ語」
パーソナルスペースが広いジフンもA相手に染まってきたのか抵抗することなくすとんと腰を下ろした。
そもそもAの元に来るときは女子に疲れて逃げ出したときである。ジニョンという好きな人がいると明言してるAだからこそだ。
「1年のときなに履修してた？」
「変わらずドイツ語、パクジフンは2年からだよね」
「英語のまま行こうと思ったけど、あそこ人多すぎ」
英語、日本語、ドイツ語の中から毎年一言語を選択はするものの、英語が全体の6割を占め、3割6分日本語、残りの４分がドイツ語と偏っている。
クラスが違っても第二言語では選択別に講座を取るためにジフン狙いの女子が殺到する。恐ろしい人気である。
「てか、そんなにジニョンに会いたいんだったらダンス部、来ればいいじゃん」
「え、迷惑極まるけど。ソヌ・Aがあんな女子の見学だらけの部活の見学に行ったらやばいよ？」
「面白そう」
「他人事でしょ、何かあったらパクジフン巻き込むからな」
「絶対にやめろ」
2人が関わりを持ってるとバレたら終わりである。ジフンのイメージが。A側には何の問題もない。また変な噂が増えるだけである。定かではないが優に10を超えるAの噂は出回っているだろう。
いい意味で有名なジフンと悪い意味で有名なAの2人組など一夜にして広がること請け合いだ。
バレたとしてもジフンは上手くやってくれるとは分かってはいる。けどそんな負担増やすくらいならバレなければいいのだ。
「そもそもお前のイメージのせいだからな」
「どうにもならない、嫉妬は醜いって教えてやりたいわ」
「火に油だろ、ばか」
でもベベに会いたいと騒ぐAはどうしようもない。ジフンは巻き込まれたくはないが、ジニョンはからかってやりたい。
「ソヌAって台無しにするタイプの女子」
「突然の暴言にびっくり、パクジフンは面倒くさいタイプの男子」
「そういうとだよ、ソヌA」
「前も言われた、てかAって呼んでよ。珍しいから他の女子と被んないでしょ」
「…なら俺もジフニでいいよ」
「それはいや」
「お前まじ台無し」
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こー - いえいえ!わざわざありがとうございます(涙)楽しみにしてました!読ませていただきますね! (2020年5月25日 0時) (
レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» 遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。今日やっとお話あげたので、まだ気があれば是非読んで下さい。感想待ってます。 (2020年5月21日 10時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
こー - お久しぶりです( ^_^ )投稿したお話って何日くらいしたら見れるんですかね?? (2020年5月20日 23時) (レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» コメントとても嬉しいから大丈夫ですよ〜笑笑 ありがとうございます、地道に頑張ります。1日ほどお待ち下さい〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - springさん» 会社の同期で話進めてるので、幼なじみ設定である人を出そうと思います〜。リクエスト送って下さったのにすみません、幼なじみのお話はまた別の機会か、並行で書かせて頂こうと思います。次作も何卒よろしくお願いします〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FIX | 作成日時：2020年4月8日 11時
