なんか、まふまふに懐かれてる。

みるくてぃ１本 ページ1

Aside

私はいつもどおり、コンビニバイト中。
夜間にバイトするとちょっと時給が高くなる。

でも、寝なきゃ生きていけないのが私の性。

学校から帰ってきてコンビニに直行ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘


そこで出会ったのが、あのひと。


白い髪に、カラーコンタクトをしているのか、
黒さが際立つ目。

儚くて、綺麗だなぁと、思った。

ただ、それだけ。

そのひとは、カゴいっぱいに数週間は持ちそうな
ごはんをいれて、レジに向かってきた。

「おべんとう、あっためてください」

かぼそい声。
かわいい、そしてかっこいい。

声、めっちゃ推しに似てる…

「はい、」

この人が推しのまふまふさんだったらなぁ。
まふまふさんの写真とかあんまり見ないから、よくわかんない。

「ありがとうございましたー」

挙動不審に店に入って、
挙動不審に帰っていく。

面白いひとだなあ。

はにかみが、漏れた。

「あ、は、えーっと、どーいたし、まして？」

きゅん。

胸がちょっとだけ、ほんのちょっとだけ高鳴って。

これが恋。
初恋じゃないけど、恋。

きっと最後には移りゆく、この想いのかたちを知っていた。

「またお越しくださいーーい！」

誰もいない廃れた店内から、外にいる貴方へ……

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