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10話目 ページ10

『はあ、そうなの…わかったわ。ありがとうね東雲くん』

shp「いえ別に。じゃあ俺仕事に戻るんで」


ショッピくんは上司に軽く会釈をして自分のデスクへと向かっていった。



『…先輩、私ももういいですか?』

『ん?あぁ…いいわよ、あなたもさっさと仕事しなさい』


どうやらこの上司、ショッピくんには弱いようだ。なんか単純だなぁ…
自分のデスクに戻り、ショッピくんの方をちらっと見ると彼もこちらを見ていた。
目が合ったのでありがとう、と口パクで伝えると少し微笑んでから小さくピースサインをしてくれた。


……え、ちょっとそれはイケメンすぎると思うんですけど。
その後の仕事はショッピくんのおかげで幸せに浸りながらやることができた。


その日は上司に絡まれることもなく、無事に定時で帰ることが出来た。

久しぶりの定時が嬉しくてルンルン気分で外に出ると、バイク置き場でヘルメットを被っているショッピくんを見つけたので声をかけてみた。

『やっほーショッピくん!』

shp「ん、先輩今日は定時なんすね。おめでとうございます」

『おめでとうって…まあ確かに嬉しいことだけど』

shp「じゃあ別にいいじゃないっすか。…あ、そうだ。よければ家まで送りましょうか?」

『えっ…いやいいよ!こないだも送ってもらったし…』


最近ただでさえ迷惑をかけたのにこんなときにまで甘えるのはさすがによくないだろう。
ここから家までそんなに距離ないし大丈夫だよ、と何度説明してもあっちも何回も誘ってくる。


shp「だってこの時間の電車人多いでしょ?」

『いやまあ確かに多いけど…でもほんと迷惑だろうし』

shp「別に迷惑だなんて思ってないです。俺もバイクに人乗せるの好きなんでむしろ送らせてほしいんすけど」

『えぇ、なにそれ…うーん……そ、そこまで言うなら…』

shp「…ふふっ、先輩ってホント押しに弱いっすよね」

『あっ、もしかして分かってて言ったの!?もーほんと性格悪い!』


はいはい、悪いですよーと言いながらヘルメットを投げてきたのでキャッチして仕方なく被った。
全くどこまで優しいんだかこの後輩…私ももっと先輩らしいとこ見せたいのになぁ…


とりあえずもう乗ることが決定してしまったので仕方なくショッピくんの後ろに乗ることにした。

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ふわぴ(プロフ) - 紫崎 亜弥さん» 修正いたしました、ありがとうございます! (2019年11月26日 21時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
紫崎 亜弥(プロフ) - サブタイトルが1つとばしてますよ (2019年11月26日 20時) (携帯から) (レス) id: 598bb1266d (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - 豆鳩さん» こういう邪魔が入るありがちな展開めちゃくちゃ好きなんです!wありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新します!!! (2019年11月5日 23時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
豆鳩 - 見てる途中、「ごらぁ上司なに余計なこといっとんじゃ」って言ってましたね、ハイ(((内容自体面白かったり、せつなかったり涙でそうでした(更新全裸待機しときます(`・ω・´)キリッ (2019年10月24日 0時) (レス) id: 8b3ed09eb3 (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - あかさん» ご指摘ありがとうございます。こちらの異動という字は仕事の部署が変わるという意味ですので移動ではなく異動にしております・・・!細かいところまで読んで頂きありがとうございます! (2019年10月23日 18時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふわぴ | 作者ホームページ:http://urana  
作成日時:2019年9月23日 13時

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