20話目 ページ20
この部署はわりと新しくできた部署らしく、難しいというより、やることが多くて大変そうだった。実際シャオちゃんに教えてもらうことも多く、仕事に慣れるまでにかなり時間がかかりそうだった。
sha「ああ、そういえばこの部署の部長にも挨拶しとってな。多分今日は外出てるからおらんと思うけど…」
『うんわかった。ねえ、ちなみにこの部署の部長さんってどんな感じの人なの…？』
sha「あー…まあ、ええ人やで。ちょっとうるさいとこあるけど…」
遠い目をしながらシャオちゃんはそう言った。うるさい人って、どんな感じなんだろう…前の上司みたいな嫌なうるさいタイプの人だったら嫌だな。
『ちょっと、誰がうるさいって？』
sha「うわっ、部長！？今日はいないはずじゃ…」
『必要書類取りに来たのよ。次の取引先との交渉までまだ時間あるしね！』
シャオちゃんの後ろから現れたのは、背が高くて髪もツヤツヤ、まるでモデルさんのような女の人だった。
え、この人が部長…？とぽかーんとしていると横にいるシャオちゃんからA、挨拶！と小突かれた。
『え、あ…今日からお世話になります、望月Aです。よっ、よろしくお願いします』
『あはは、そんなに固まらなくて大丈夫よ。私はこの部署の部長の秋峯梨香です。よろしくね、Aちゃん！』
笑顔で手を差し出されたので、おずおずと握り返した。すごい明るいだな、この人。
部長っていうと、前の部署みたいに結構歳をとったおじさんというイメージがあったのに、こんな綺麗で若い人が部長なんて…正直びっくりしている。
sha「部長、Aビビってるんでそろそろ手離してやってください。」
『えー、ビビってるって何よ。私そんなに怖い？』
『き、綺麗すぎて逆に威圧がすごいです…』
『綺麗だなんてそんな！Aちゃんだってめちゃくちゃかわいいよ？』
私は目の前でキャーキャーと騒ぐ部長を呆然と見ていた。
なんだかすごいとこに来ちゃったな私…
『あ、やばっそろそろ時間だわ…この部署、大変なことは多いけど慣れたら本当に楽しいから！分からないことがあったら私にでもシャオロンくんにでも、いつでも聞いてね！』
そう言うと同時に部長は颯爽と部署を出ていった。
『はえー…なんかすごい人だね、あの人』
sha「せやろ？ほんとやかましいっちゅーか…」
まああの人にもそのうち慣れるやろうからそれまでの辛抱やで、なんて言われたが慣れるとか慣れないとかの問題なのだろうか…
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ふわぴ(プロフ) - 紫崎 亜弥さん» 修正いたしました、ありがとうございます！ (2019年11月26日 21時) (
レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
紫崎 亜弥(プロフ) - サブタイトルが１つとばしてますよ (2019年11月26日 20時) (携帯から) (レス) id: 598bb1266d (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - 豆鳩さん» こういう邪魔が入るありがちな展開めちゃくちゃ好きなんです！wありがとうございます！ゆっくりですが頑張って更新します！！！ (2019年11月5日 23時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
豆鳩 - 見てる途中、「ごらぁ上司なに余計なこといっとんじゃ」って言ってましたね、ハイ(((内容自体面白かったり、せつなかったり涙でそうでした(更新全裸待機しときます(｀・ω・´)キリッ (2019年10月24日 0時) (レス) id: 8b3ed09eb3 (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - あかさん» ご指摘ありがとうございます。こちらの異動という字は仕事の部署が変わるという意味ですので移動ではなく異動にしております・・・！細かいところまで読んで頂きありがとうございます！ (2019年10月23日 18時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわぴ
| 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2019年9月23日 13時
