８１わ(リード視点) ページ45
楽しかった
いつもの制服姿とは違うAちゃんに近付いて
「Aちゃんいこ」
『えっリードくん!?』
驚いてるAちゃんの腕を握って走る
皆も驚いていて僕自身だってこんな積極的になることに驚いてる
けど…
「約束したでしょ」
『えっ』
「観覧車一緒に乗るって」
『うんっ』
少し赤くなったAちゃんの手をちゃんと握りしめ観覧車に向かった
＜はい次の人ー
ウェルタースタッフの呼び掛けで観覧車の中に入る
ゆっくり動き出すと
『……』
今までにない狭い空間で二人きり、しかもずっと手を繋いだままだから横に座ってるのに緊張…多分Aちゃんも
『あっ綺麗…』
そう言ったAちゃんの横顔が夜景よりもっと綺麗で僕は覚悟を決めた
「Aちゃん…」
『ん？』
「…覚えてないと思うけど…ううん。もう覚えてなくてもいい…
昔なんかよりずっと僕…
Aちゃんの事好きだ!!」
言った
言い切った
不安だけど言えた
『…リードくん私…
本当は覚えてるよ。リードくんと約束したこと』
「えっ」
『観覧車二人で乗ろうって言ったことも、悪魔学校を卒業したら結婚しようって言ったことも』
「Aちゃん…」
『ずっとリードくんから言ってくれるの待ってた。リードくん忘れてるんじゃって思って不安だったの』
「忘れるわけないよ！だってずっとずっと」
『リードくん…きいて
私ずっとリードくんのこと好きだよ』
「Aちゃん…」
『リードくん…』
吸い込まれそうな瞳が近付き
「ちょっ…Aちゃ… あっ ちょっそんな…
観覧車で… 大胆すぎっ ちょっ待っ」
ドシーンッ!!
「…うっ………痛っ………
ハッ!!Aちゃ…」
気付くとそこは見覚えのある天井に壁
あっ…ここ僕の部屋だ…と気付いた
そうただの夢だったんだ…
「クソォォオオッ なんかすげー上手いこと行き過ぎだと思ったよぉおおぉ!!」
ﾀﾞｧﾝｯと床を叩いたものの、よく考えたら
「もしかしたら正夢ってことあるんじゃない？ﾍﾍﾍﾍ〜 さっ用意するかっ♪なぁに着よっかなぁ〜」
この時僕はまだ知らなかった地獄へのｶｳﾝﾄﾀﾞｳﾝだと…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
珈琲牛乳の勇者(プロフ) - ainaさん» ありがとうございます！ainaさんこそお身体に気を付けてください！ (2020年3月2日 0時) (
レス) id: 54ef5b1a2d (このIDを非表示/違反報告)
aina(プロフ) - ありがとうございます！いつも楽しみにしてます。お身体に気を付けて頑張ってください。！ (2020年3月2日 0時) (レス) id: 1127165ad4 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲牛乳の勇者(プロフ) - 桜坂美鈴さん» ありがとうございます！今後とも応援よろしくお願いいたします★ (2020年3月1日 18時) (レス) id: 54ef5b1a2d (このIDを非表示/違反報告)
珈琲牛乳の勇者(プロフ) - 米丸さん» 全然です。ｸｵﾘﾃｨがないので更新でｶﾊﾞｰしていると言う情けなさです。リードと観覧車はある意味ｳｫﾙﾀｰﾊﾟｰｸ編で(笑)ダリ先生連絡争奪戦はｳｫﾙﾀｰﾊﾟｰｸ編終わり次第書きます！ありがとうございます (2020年3月1日 18時) (レス) id: 54ef5b1a2d (このIDを非表示/違反報告)
珈琲牛乳の勇者(プロフ) - ainaさん» ありがとうございまーす★夢主の悪周期はｳｫﾙﾀｰﾊﾟｰｸ編で出せればと思います！なんとかリードとも絡ませますのでそれで大丈夫でしょうか！？ (2020年3月1日 18時) (レス) id: 54ef5b1a2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：珈琲牛乳の勇者
| 作成日時：2020年2月8日 1時
